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素晴らしい創作をする人はインプット量が尋常じゃありません

2015 8/20
素晴らしい創作をする人はインプット量が尋常じゃありません

もうずいぶん前に読んだ記事だけど、twitterで回ってきて久々に見て、やっぱりすげーなと思いました。

文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい – デマこい!

ブクマ1500だってよ。すごいね。

余談ですが『デマこい!』は私がブログを好きになったきっかけでもあるブログで、役に立つ記事より単純に「このブログ面白いなあ」と思ってもらえる記事を書きたいという私の拘りはこのブログの影響です。

「文章を書ける人と書けない人のちがい」と題されたこの記事の要約は冒頭にも書いてある通り。

文章を書くというのは100を1にする作業だ。文章を書けるかどうかは、このことに気づけるかどうかだと思う。作家にせよ、ジャーナリストにせよ、それこそアルファブロガーに至るまで、きちんとした文章を書ける人はみんなこのことに気づいている。

この100を1にする作業は文章を書くというカテゴリだけでなく、「絵を描く」、「物を創る」、「開発する」、「作曲する」等もう一つ上のカテゴリ、『創作する』というカテゴリに当てはまります。

目次

創造力はインプットによって生まれる

私達文章を書く側、創造する側の人種は先人達のアドバイスのもと、インプットよりアウトプットを重視するようになりました。

日々ブログで情報を発信することにより思考力が高まる、情報を吸収しやすくなる、記憶しやすくなる・・・

いつからなのかわからないけど、ネットでアウトプットの重要性を説いたものをたくさん目にするようになりました。

アルファブロガーのちきりん氏(@InsideCHIKIRIN)も著書で「インプットだけでアウトプットのない人なんて、いてもいなくても世界はなにひとつ変わらない。世の中へのインパクトはゼロ!」と言いきっていたりでブログでもアウトプットの重要性を説いています。

インプットか、それともアウトプットか – Chikirinの日記

多くの著名人やブロガー等がアウトプットの重要性を説き、その手法を伝え、いつしか私達書き手は如何に上手くアウトプットを行うか、如何に上手く文章を書くかばかりに囚われるようになりました。

インプットなしでアウトプットは出来ない

どんなに頭の良い人でも、どんなに才能のある人でも、どんなに文章力のある人でも知らないことは絶対に書けません。

幸い私が書く文章は「読みやすい」、「面白い」、「文章力ある」というコメントを頂くことがあります。

そんな私でも知らないことについて書くことは絶対できないんですよね。

最近新しいサイトを立ち上げてやろうと思って、そのサイトは女性ライターに協力してもらって女性向けのサイトを作りたいなと考えているんですが、まっっったくイメージが湧きません。

男である私にとって女性の考えていることが分からないのは当然のことですがそれ以前に女性が買う商品、商材がどういう心理で買われているのかが全然イメージ出来ないんですよね。

何故それを買ったのか?

どういう経緯でその商品を選んだのか?

なんとなく想像は出来ても実際に購入した人の意見を大量に聞かなければ真相心理までを理解することはできません。

自分が興味を持ってやっている分野、詳しく知っている分野に関する文章と表面的なイメージや想像で書いた文章では文章の厚みに雲泥の差が生じます。

圧倒的なインプットによって生まれるもの

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素晴らしい文章、作品を仕上げる人は日頃から圧倒的なインプットを行っています。彼らはセンスが良い、才能があると他人に言われることが多いですがそれは結果だけしか見ていない表面的な意見にすぎません。

ちきりん氏の著書に「マーケット感覚を身につけよう」という本がありますが、そこで少し触れられている新卒採用試験の話にイトーヨーカ堂の元常務、邊見敏江氏の著書から引用されたイトーヨーカ堂入社時の古い面接体験談があります。

まず伊藤社長と母との応答である。

「大切なお子さんを預かることになるが、心配はありませんか?」

「ええ大丈夫です、。

~中略~

簡単な応答の最後は伊藤社長の一言で締めくくられた。

「就職担当の山田先生からも良く頼まれています。ご心配なく・・・」

こういった引用を含むことで今では考えられない当時の就活状況をリアルに描写し、今と昔の違いを余すところなく伝えています。

もちろんこの引用が出来るのはちきりん氏が(たとえ一部だとしても)その著書を読んでいたからであり、インプットがあったからこそなんですよね。

インプット量のすごい人の話

私の最も身近な人、奥さんは常に圧倒的なインプットを行っています。

奥さんは絵描きです。こちらの記事で紹介していますが様々なイラストを様々なタッチで描くことが出来ます。

様々なイラストが描けるのは突発的なひらめきでもなければ生まれ持った才能でもありません。

いつも一緒にいるからわかるんですが、圧倒的なインプット量なんですよね。もう病的にインプットしています。

何でも描く商用イラストレーターは何が素材になるか分からないですから目に映るものすべてが素材です。さすがに道行く人を激写したりするようなことはしませんが、暇があったら古本屋で本を買い漁っています。おかげで家部屋は本だらけ。少額低学年向けのセーラームーンのぬりえからバレエの洋書まで・・・

同じ時間を生きていても何も考えず生活している人と、何か目的をもって生活をしている人とではインプットの差に天と地の差ほどの開きが出ます。

多くの知識人がアウトプットの重要性を説くのはアウトプットが無意識に大量のインプットをする生き方を始めるきっかけになるからだと思います。

良い文章が書けない、良い作品が作れないと感じたら今一度インプットに集中してみましょう。

と自分で思ったので書きました。

そういうもんだよ。

この記事を書いた人

ブログ及びアフィリエイトアフィリエイト収入で生活してます。高知から千葉に移住しました。

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