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ネットで発信するということは誰かを傷つけているかもしれないという話

2017 7/17

ネットは気軽に自分の言いたいこと、やっていることなどの情報を発信することが出来ます。

個人が趣味でやるブログやTwitter、Facebook等のSNSはその場所のルール(例えばアダルトがダメとか)に則ってさえいれば、ある程度自由に発信することが出来ます。

自由に発信することが出来るわけですが、発信することで閲覧する人の中には気分を害する人や傷つけてしまう人が出てくるということを知っておいて欲しいのです。

という話をちょっとしたくなりました。

目次

仕事辞めれば良いと発信するのは自由だが…

これを書こうと思ったのは、とある病気(うつ病のようなものだと思ってください)を患っている友人と話をしていた時です。

その友人は自身の病気と闘いながら、会社で一生懸命働いています。うつ病ではないんですが、まあ人からあまり理解されない病気なので、うつ病のようなものだと思って読んでいただけたらと思います。

つまり自分はうつ病を患っているけど、それでも今の会社で「生活をするために」、「会社に貢献するために」、「お客さんの期待を応えるために」働いてます。

本人は結構しんどいはずなので、

「そんな仕事辞めて実家に帰ればいいじゃない?」

って思っちゃいますが、本当に前向きに頑張っている人相手にそんな気軽に「辞めたらええやん」って言えないんですよね。

マラソンで優勝したくて一生懸命走っている相手に「歩けばいいじゃん。優勝しても一銭も儲けにならんよ」なんて言えないじゃないですか。そんな感じで無責任に言えないんですよね。

それを理解出来るは多いと思います。

が、ネットには、

「仕事なんてさっさと辞めてフリーランスになりましょう!」

とか、

「会社員なんてやってる人はバカですよ」

みたいなことを言っている人が腐るほどいるわけです。

今病気を患っていて、それでも前向きに頑張っているがそれを見て、

「何だ、会社員やってる俺バカじゃん…さっさと辞めよう」

なんて簡単に思えるでしょうか。

病気を武器に発信するのは自由だが…

私は別に自分の病気や身体的特徴、その他何かしら大多数の人が経験していない過酷な人生、生活を武器に発信することは別に問題のあることだとは思っていません。

しかし中にはそれを見て不快に思う人ってやっぱりいるんですよね。

毎年夏になると話題になる24時間テレビなんてのがその代表です。

24時間テレビは障害を持った方々がすげー前向きに、「私達は障害を持ちながらも前向きに頑張ってる」というものすごく良い綺麗なお話を提供しているわけですが、やはりそれを見た(同じ障害に苦しんでいる人達)が前向きに捉えられるかというと必ずしもそうじゃないと思うんです。

「私はそんなふうになれない」

「世の中そんな美談ばかりじゃない」

「前向きに生きることを強制されている感じがする」

そう思う人だっているわけです。

私の友人は病気を患いながらも会社員として働いているわけですが、同じ病気を持っていることをネタにしてブログを書いている人(無職)に対して嫌悪感を持っています。

「こっちは堪えて頑張ってるんだよ!」

別に頑張る必要ないといえばそれまでですが、頑張っている人に対して「頑張るな」って簡単に言えないんですよね。

自分の解釈がすべて、というのは間違い

当たり前ですが、同じ意見でも人によって考え方、捉え方は変わってきます。

人によって変わってくるから意見をまとめるリーダーが必要ですし、戦争も起こるわけです。

人によって解釈、考え方が違ってくる以上、情報を発信する人は批判をされることもあるでしょうし、中には攻撃してくる人も出てくるかもしれません。

しかし批判されるということはどこかで読み手の気分を逆なでしていたり、傷つけていたりするんですよね。

ブログやSNSで発信する人はそれを頭の片隅に入れてほしいなと思ったりしました。

この記事を書いた人

ブログ及びアフィリエイトアフィリエイト収入で生活してます。高知から千葉に移住しました。

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