男は外で働いて女は家事をする。
そんな古臭いことやってるのは日本人だけだよ?
って一昔前から言われてますよね。
で、今日ブロゴスでそういう感じの記事を見て、そこに書かれていた内容に納得。
まあ簡単に言うと、
「毎日夜の9時、10時、もっと遅い時は午前様帰りが当たり前のサラリーマンが家庭を顧みないことはやむを得ない。そもそも日本人は無駄な仕事が多過ぎる。」
って感じの内容。
いつから言われるようになったのか定かじゃありませんが、昔は単純に「働きすぎ」と言われていたのがいつしか日本人は細か過ぎとか、人間関係を大事にしすぎとか、社内統率が取れてないとか・・・
とにかく仕事の効率が悪くて他の先進国に比べて無駄に勤務時間が長いって言われるようになりましたよね。
まあそれはわかるのだけれどもそれ以上に日本の社会って、
「仕事大事にしすぎなんじゃない?」
って思うですよね。いや海外のこと知らないんだけども。
仕事最優先の傭兵たち
効率が悪いから締め切りが間に合わない。会議が多くて無駄な時間が多い。うるさい上司のチェックで時間取られる・・・
等々、効率悪いなあって思うことは確かに多々あります。
だけどそれって多分他の先進国でも多少なりともあるのではないかと思うわけです。そこまで差があるとは思えない。いや海外のこと知らないからわからないんだけども。
じゃあ何が違うかって単純に仕事の優先度ですよ。
家族と仕事、どっちが大事?
スゲー嫌な嫁の名言ですね。
と思った人はおそらく仕事を優先しちゃう人なんですよね。だから「日本人は働きすぎだ」とか「家庭を顧みない」とか言われるわけ。
家族に決まってるじゃないですか。何のために働いてんだよって思うわけですよ。
「大事な取引先から・・・」
「これのチャンスを逃したら・・・」
・・・
『クレイマー、クレイマー』っていうダスティン・ホフマン主演の映画があって…
これ何年か前に流行った草なぎ剛主演のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』のようなストーリーなんですが…
要約すると、仕事熱心で家庭を顧みず家事をすべて妻に押し付けて、ブチ切れた妻が子どもも置いて出て行くっていうお話。
置いてけぼりを食らった夫は息子のために子守、家事をせざるを得ないわけで、やがて息子との関係も親密になり家族の大切さを知らされるっていう感じのドラマ。
『クレイマー、クレイマー』は1979年の映画ですが当時のアメリカは離婚、親権問題が社会問題となっていて評論家の間でも高く評価されたらしいです。
2004年に放送された草なぎ剛主演のドラマ、『僕と彼女と彼女の生きる道』も観た事ある人ならすぐピンとくると思いますが、ほとんど同じ内容で日本じゃ2000年頃問題になっていた「家庭を顧みない男性」はアメリカじゃ79年に取り上げられている。
そりゃ古臭いと言われても仕方ないですよね。
仕事そんなに大事ですかね?
つくづく思うんですが仕事って別にそんなに重要じゃないと思うんですよ。
そりゃ確かにあなたが有名な外科医で休日でも急患が入って働かないと死んでしまうならやむを得ない気持ちはわかります。いくら他人でも命掛かっているわけですから家族との休日よりも優先すべきだと思います。
だけど代わりの利く仕事や大事に至らない仕事のために休日返上して働く必要ないんじゃないの?って思うわけですよ。
おそらく日本人が働き過ぎってのはこの辺りで言われてるんじゃないかなと思うわけ。
別に締め切り間に合わなくってもいいじゃない。そんなことでクビにするくらいならコッチから願い下げです。
家庭を大事にする欧米人の仕事に関する価値観はきっとこのくらいだと思います。
別に俺が寝坊して電車遅れてもいいじゃないってね。そこまでではないか。
残業するより客を困らせろ
何を隠そう私も残業族で残業しない日は一日もありません。
だって仕事量おかしいんだもの汗
だから私の上司は毎日のように夜中までいるしピーク時は朝までいる。私もほっとくと午前様は軽く行きそうなんだど早々帰ります。何があっても帰ります。予定遅らせてでも帰ります。
だってしんどいだけじゃないですか。意味ないですよそんなに働いても。お金があっても、出世しても。
人生は刹那。残業した分自分の時間を失ってます。
まあそれが楽しいって人もいるわけだけどね。