少し前に文系と理系の話をニュースサイトで見たので私の考えとか意見を書くことにしました。
参考記事:なぜ「理系」は連携に失敗するのか:日経ビジネスオンライン
ちなみに私は大卒どころか入試も受けてない、ようするに全く勉強してこなかったタイプの人間なので文系とか理系ってのが何かってのを具体的に知ったのは大人になってからです。
文系と理系の違い
単純に国語、英語、社会を文系、数学と理科を理系と片付けてしまうのは面白くないのでもう少し考えてみます。
文系とは主に、人間の行動や思考が何らかの形で関わった現象についての学問とされ、理系とは人間そのものと人間を取り巻く自然全般を、当為的かつ実証的に研究する学問とされる。_wikiより
国語や社会は人間の行動、思考に関する学問。数学、理科は自然を実証的に研究する学問・・・ということですね。
しかしこの記事をはじめ文系理系論議では科目的な話より、「文系人はこうだ!」、「理系人はこんなだ!」って言うのを結論付けたいです。
文系・・・考えるときの基準が、自分の内心(自分が正しいと思うかどうか)
理系・・・考えるときの基準が、自分以外の客観的な事実
なるほど。
つまり数字や実績等の客観的な事実を基に判断するのが理系、そんなもんより自分が正しいと思ったかどうかで判断するのが文系ってことですか。
これもなんか違う。
理系の人も最終的には客観的事実を基に自分が正しいと思うわけなので結果的には自分が正しいと思えるかどうかで判断していると考えます。
文系は結果がすべて、理系は過程が大事
これが私が出した文系人と理系人の違いの結論です。
文系科目では「人はどこから死と判断できるか?」のような結果を求める学問に対し、理系科目では「どうすれば人は死ぬのか?」のような結果に至るまでの過程を研究します。
文系人の仕事としては弁護士や行政書士、社労士等法律に関わる仕事や販売、営業、ライター等話す、書く仕事がメインなようです。
これらの仕事では結果がすべてで弁護士は当然裁判の結果がすべて、その他法律に関する仕事は適切な処理を求められ、販売、営業、ライターは売れたかどうか、結果がすべてです。
その過程を追求することもありますがそれはすべて結果のため。
一方、理系の仕事といえばやはりエンジニアや機械工学などの技術職、医師や薬剤師等の医学系、そしてそれらを研究、開発する仕事がメインと言えます。
これらの仕事はもちろん結果も大事ですがもっと大切なのは結果に繋がるまでの過程、AとBを組み合わせることでCとなる、というところまで。
結果だけわかっても何故そうなるのかがわからないと意味がないし使い物にならない、それが理系職です。
つまり文系は結果( C )にすることが大事であり、理系は結果( C )にたどり着く過程が大事だと言えます。
結果すべての文系人のほうが社長に向いている
すべての会社に当てはまるというわけではありませんが会社を経営するにあたって重要なのは結果です。
一般的な企業では商品の売り上げ、営業成績、利益を如何にして向上するかが経営トップに求められます。
文系人は結果がすべて。何がなんでも結果( C )にすることが大事。そのためにはどうすべきかを考えるのが文系の考え方です。
結果に結びつかない過程はどうでもいい文系人は売れたら素直に喜びどんどん売っていきますが売れないものは売れないと割り切り別の方法を考えます。
一方結果( C )にたどり着くまでの過程が大事な理系人は論理的に売れるはずの商品が売れなかった時「これは売れないとおかしい、今はたまたま売れていないだけ」と結果を見ようとしません。
結果より過程が大事なので、製作までの過程の段階で自分が納得していれば結果に関わらず良しとし、逆に不本意な商品がヒットしてもあまり納得がいかないのが理系人です。
まとめ
利益を上げることが求められる会社の社長に文系が多いのは過程よりも結果重視という特徴があるからだと考えます。
売り上げが伸びていない時に結果よりも「こうすればこうなってこうなるはずなのに!」という過程にフォーカスしていると経営は上手く行きませんよね。
ちなみに文系と理系について調べたきっかけは不意に自分はどっちなんだろうと思ったからです。学生の時はどちらかというと数学や理科の方が得意だったのでずっと理系だと思っていたんですが文学も好きですし今は文章について研究するのが一番楽しいです。
最近「私、理系な人苦手だわー」って思うことが多々あるので実は文系人なのかもとか思ってます。まあ人は文系理系で割り切れるもんじゃないですけどね。