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会社員を辞めてフリーランスになって半年くらいになるので新卒フリーランスについて言いたいことを書く

2016 7/17
会社員を辞めてフリーランスになって半年くらいになるので新卒フリーランスについて言いたいことを書く

勢いで会社を辞めてもう半年くらい経ってます

※実はもっと経ってます。

ちなみに奥さんの両親には会社を辞めたことを伝えていません。車買い替えるまではそのままでいいかなと思ってます。

最近(と言っても旬は過ぎたかな?)新卒フリーランスが話題になったりしていたのを見て、一応フリーランスとして働いている身として意見がしたくなったので言いたいことを書くことにしました。

炎上した記事はこちら。【就活失敗】40社受けて内定ゼロのぼくはフリーランスで生きていく

目次

ぶっちゃけフリーランスはフリーターと変わらない

フリーランスになって感じたことは予想はしていましたがフリーランスは予想以上にバイト生活をするフリーターと変わりません。

開業届の提出にお金は掛かりませんし審査もないので住所さえちゃんとしていれば無職のニートでも開業してフリーランサーを名乗ることは可能です。

後はお金が入ってくるかどうかの問題で、社会的な地位としては良くてフリーター、悪ければニートと変わりはありません。そこは収入面の差でしょうか。

それなりの資産があるかキャリア(実績)がないとカードの審査も通りません。ちゃんとした保証人がいないとアパートさえも借りることが出来ません。それなりに貯蓄がないと保証会社が通してくれないんです。

なので感覚的にブログで就活落ちまくったから新卒フリーランスを宣言するというのは、

「就活ダメだったからオレフリーターになるわ。バイトして月15万~20万くらいあれば生きていけるっしょ」

と言ってるようなもの。という感想です。

フリータの経験もある私はその考え方が間違っているとは思いませんし、むしろ偏差値の低い大学にいるのに(ブログ記事の40社受けて内定ゼロの人のことではない)全体の3割程度しか採用枠のない大企業、有名企業ばかり受ける無謀な人よりもまだまともな(現実的な?)考え方かなと思います。

ただ、当たり前ですがブログでこんなこと言ってるとそりゃあ批判されますよね。

「就活ダメだったからオレフリーターになるわ。バイトして月15万~20万くらいあれば生きていけるっしょ」

 

「もったいねえ~」

「なんのために大学出たんだよ~」

「15万じゃ生きていけねえよ~」

「世の中舐めすぎ…」

そう思いますよね。多分高校生くらいの人だってそう思いますよ。

だけどそれでいいかなとも思う

私は新卒フリーランスじゃありませんが、もし今学生だったら多分就職していないと思います。事業収入があるなし関係なく。

なんというか、イケ○ヤ先生じゃないですが、大学卒業して新卒で会社に就職するっていうこの常識はやっぱりもうあまりにも古臭いなと感じます。

というかこんなことやってるの日本とか韓国くらいみたいじゃないですか。

新卒カードが貴重とかいつまでやってんでしょうね。

 私はアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)の大学院やスタンフォード大学などにいたが、「卒業者の内定率」といった言葉は聞いたことがない。彼らはある程度の大きさになり、完成された会社に入ることを「恥」ぐらいに思っている。

大前研一氏が斬る「就活」 「新卒一括採用」に国際競争力なし

もうみんな気づいているんですよ。この100年前に生まれた古臭いシステムに問題があることくらい。

ただ、この採用システムは実は大学生にとってとても恵まれたシステムでもあるわけです。

これのおかげで専門スキルどころか働いた経験もない合コンばっかりしていた頭からっぽの学生でも会社に就職することができるわけですから。

新卒一括採用の習慣がほとんどないアメリカやドイツ、フランスのような国では在学中に実務を学んだり、卒業後にインターン(という名のタダ働き)や短期雇用の仕事で経験を積まないと就職できないわけです。仕事経験のない人はどこも雇ってくれません。

日本の新卒一括採用はきっとまだ当分変わることはないと思いますし、ヨーロッパ諸国のように教育の一環としてインターンが組み込まれることも当分ないでしょう。

だけどこの新卒一括採用主義でいる会社は始めから優れた良い人材を選ぶ気がないのでたちまち危ないとまでは言いませんが、いつまでも良い環境で働けるとは思えません。

少なくとも会社員の平均年収が下がっている以上、会社に就職して働くメリットは以前よりも小さくなっていると感じます。

サラリーマンの平均年収を年度別に、その推移をグラフにまとめてみました。過去の推移をみることで賃金動向を大まかに把握することができます。

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参照元:サラリーマン平均年収の推移|年収ラボ

私はそれほど古い人間じゃないので(まだぎりぎり20代)あくまで推測に過ぎませんが、10年、20年前に比べると現代は会社員になるのが楽な道、幸せになるではなくなりつつあるんじゃないかなと思います。

適当にバイトするのと変わらないくらいの給料しかもらえなくて将来性のない会社も多いです。

つまり、よほど良い大学でも出ていない限り新卒カードなんていうのは幻のようなもんで、優良企業の内定が決まっているのならともかく、40社も落ちてしまうような人が無理して就職しようがしまいが結果的にあんまり変わらないんじゃないかと思うんですよね。どっちにしても金がなくてしんどい人生が待っているでしょう。

だったら別に好きな方、自分がやりたいと思うフリーランスという道を選んでも別に結果的にそんなに変わらないんじゃないかと思います。

それで上手くいく人は会社に就職してもそれなりにうまくやっていけるだろうし、逆に上手くいかない人は会社に就職してもうまくいかず苦労するだけでしょう。

フリーになる前に会社員経験はあった方が良いという意見もよく目にしましたが、在学中に起業してそのまま会社の社長やっている人も多くいるので会社員経験が必ず必要とも思えません。仕事経験があった方が良いとは思いますがそれは別にバイトでも良いんじゃないかと思います。

それに新卒カードを捨てたからといって会社に入社することが不可能になるわけではありません。今時就活に失敗してそのまま卒業してしまった人なんてそんなに珍しくもないでしょう。

その彼らだってみんなそのままニートしているわけもなく、だいたいの人がどこかの企業に勤めているはずです。もちろん例外もいるでしょうけど。

一度フリーランスになって、後から会社に就職した方が良いと思ったら就職すればいいでしょう。

就職氷河期に学生だった中年世代と今は違うんです。20代であれば正社員経験なくても割と採用してくれるんですよね今は。

この記事を書いた人

ブログ及びアフィリエイトアフィリエイト収入で生活してます。高知から千葉に移住しました。

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