ブログ塾というビジネスモデルがスタートして(多分)1年余りが過ぎました。
ピーク時は400人近くいた某大手トマトブログ塾の受講生も現在は160人前後となり、やや下火になりつつある気がしますが、忘れられた頃に言及するのが私の趣味です。
というわけで今日はタイトル通りブログ塾に入ってブログでお金が稼げるようになるか?
について書こうと思います。
ブログ塾とは?
主に自称プロブロガーが主催する「ブログでお金を稼ぐ方法」を教えている塾です。毎月の会費は5000円程度が多く、主にfacebookページを活用して運用しているようです。
最も会員数が多いブログ塾は高知でトマトばかり食べているという噂のイケハヤさんが主催するイケハヤメディアラボで、会員数はピーク時400人程度いたとされています。現在は160人程度。
キャンピングカー生活を堪能している第二のプロブロガー八木仁平氏が主催するブログカレッジも有名で彼が運営するブログカレッジは現在会員数200人となっています。いつの間にかこちらの方が増えています。
ブログ塾に入る人は情弱
結論から言うとブログ塾に入ってしまう大半の人はおそらくブログで稼ぐことは出来ません。
(もちろん稼げるようになる人もいると思いますが数百人会員がいるのにも関わらず稼げるようになったという情報をほとんど聞いたことがありません)
何故ならブログ塾に入ってしまうような人はほぼ例外なく情弱だからです。
情弱というのはネット回線工事が出来なくて情報が届かない人達という正しい定義ではなくて、情報リテラシーのない人達のことです。
自分で調べることが出来ない、または自分で調べようとしない人達です。ウソ情報に振り回される人たちもこれに入ります。
塾に入らなくてもブログで稼ぐことは出来る
何故ブログで稼げてしまう人とそうでない人がいるかという記事でも書きましたが塾なんか入らなくても、誰かにブログの書き方を教わらなくてもブログでお金を稼げてしまう人はたくさんいます。
何故ならブログでお金を稼ぐ方法はネット上にたくさん転がっているからです。
ブログでお金を稼げる情報がネット上にたくさん転がっているわけですからその中で理に適っている意見、再現性のある(ありそうな)手法を取り入れていけば良いだけです。
一緒に頑張る仲間が欲しいならそういった情報を発信している人に直接コンタクトを取ったり、twitterやfacebookでフォローしたり、絡んでみたりすれば良いだけです。それなりに絡むようになればわからないことを教えてもらえるくらいのことは出来るしょう。
極論を言ってしまえばブログの開設の仕方と広告の貼り方さえわかればブログで収入を得ることは可能です。どちらも調べればすぐに分かることです。後は人が来るブログさえ作れれば良いわけです。
もう何年も前の話ですが…知人にいわゆる腐女子と呼ばれるジャンルの女性がいるんですが、彼女はブログについて一切学ぶことなく1日数千人に訪問されるブログを書いていました。ただ単にジャニーズなどのアイドルが好きでその情報を発信していただけです。
彼女は広告の貼り方を知らなかったし(当時は私も知らなかった)、お金になるとも思っていなかったので収入には(多分)繋がっていませんが、自分で調べて広告の貼り方さえわかってしまえば数万円稼げていた可能性があるわけです。
ブログで稼ぐのに何か特別なスキルが必要なわけではありません。
ブログの開設の仕方と広告の貼り方さえわかれば収入を得ることは可能なんです。
後はどうやって集客するか、アクセス数を増やすかですが、これも調べればだいたいわかってきます。
お客さん気分では稼げない
かつて私が好きだったブログで情報商材を買いまくる人を「お客さん」と比喩していました。
お客さんは商材を買うだけで満足してしまいます。
お客さんですからやってもらう立場なんです。
稼ぐのに必要な情報、稼ぐために必要なマインド、稼ぐために必要なスキルを貰うことが目的なんです。
当たり前ですが、ブログは情報発信をしないと一銭も稼ぐことは出来ないのでもらう側の立場、お客さんの立場ではダメなわけです。
しかしブログ塾なんかに入ってしまう人は基本的に教えてもらう側の人達です。
ブログはむしろ読者に知識を与えなければならないのにもらう姿勢でいるわけです。
勉強を教わる学校や塾では教えてもらってその通りにやればテストで良い点が取れました。
しかしブログで稼ぐには教えてもらった通りにやっても稼げるとは限りません。
そもそも再現性のある普遍的な手法は(例えば良い記事を書くみたいな)抽象的な手法であることが多いため、言われた通りにやることさえできないことがほとんどです。
調べるクセを付けないと稼ぎ続けることは出来ない
ブログ塾に入る人の特徴は(多分)調べることがめんどくさい、または調べる習慣のない人です。
ブログで稼ぎたい→ブログ作ってみた→アクセス来ない→誰かに教えてもらいたい→塾入ろう
だいたいこんな人が多いんじゃないでしょうか。
ブログで稼ぎたい→ブログ作ってみた→どうすればアクセスが来るか調べる
が出来る人はブログ塾なんてきっと入らないと思います。ネット上にアクセスの集まる手法の記事はたくさん転がっているわけですから。一昔前ならともかく最近は良質な情報がまとめられた優良コンテンツが上位表示されやすい状態にあります。
ブログで稼ぎたい→ブログ作ってみた→どうすればアクセスが来るか調べる→調べた方法を実践する→効果が出ない→別の手法を試す
これが出来る人は多分ブログに限らず何をやっても諦めさえしなけらば結果を出すことは出来るでしょう。
アクセス来ない→誰かに教えてもらいたい→塾入ろう
という人は、
塾に入ろう→稼げない
の次は「諦める」しか選択肢がありません。または「別のブログ塾に入ろう」でしょうか。
だから特に始めからブログ塾に入ってしまうような人はすぐに諦めるんじゃないでしょうか。
塾に入ろう→稼げた
になっても次がありません。
稼げた→順位落ちた→稼げなくなった
というのはブログ、アフィリエイトの世界では日常茶飯事ですから、
稼げなくなった→どうするべきか→調べる、分析する→実行
が出来れば返り咲くことが出来る可能性はありますが、ブログ塾の人は
稼げた→順位落ちた→稼げなくなった→ブログ塾?誰かに教わる?
しか選択肢がありません。
投資の上手い人と下手な人の差
私はもし知人がブログ塾に入ると言ったら、
「金がもったいないからやめとけ」
と言います。
しかし塾に入る人の多くは、
「これは投資だ」
と言って塾に入る金がもったいないなんて思わないでしょう。
これはブログ塾に限らずセミナーや情報商材等でも同じことが言えると思います。
確かにこういった塾やセミナーに投資することは悪いことではありません。
しかしブログ塾は上手い投資とは思いません。
投資の上手い人と下手な人の差は持っている情報の差が大半を占めます。
投資の上手い人は様々な選択肢(金融投資なら金融商品)を知っているわけですから、その中で効率よく投資が出来るものを選びます。
一方で投資が下手な人は金融投資なら金融機関に勧められたコストが割高な効率の悪い金融商品しか知りません。
それしか知らない本人は良い投資だと思っても、知識のある人が見れば「金をドブに捨てるような投資だ」と思うような投資はたくさんわるわけです。
ネット上にたくさん転がっている情報を得るためにお金を払うことは良い投資とは言い難いでしょう。
もちろんそれしか知らない本人は良い投資だと感じるかもしれません。
しかしそのような人がブログで稼げるようになるかは疑問です。
ブログ塾に入る人は…
ブログ塾を受講してしまう人は一生貧乏https://t.co/iZhJVqDrWN
イケダハヤトの #天敵 記事。
みうもイケダハヤトのブログ塾に入る気はないじぇ。ノウハウは教えてもらうものではなく盗むものである。
— SEO対策 (@creditcardmiu) 2016年3月12日
そういう人からお金取るビジネスなんだろうね
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— R・昼行灯 (@rHiruandon) 2016年3月11日
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ブログ塾が100%全部ダメ、絶対ダメだとは言いません。
中には私が知らないところで良い結果を出せた人もいると思いますし、会費に見合った結果を出す受講生が大半の塾もあるかもしれません。
それに私自身、この人のブログ塾なら入っても良いのではないかと勧められるものもあります。一つだけ。
しかしそこから稼げるようになるかどうかはやはり自分で調べるクセを持っていることが重要です。特に稼ぎ続けるためには。