ブログ初めてずっとヤキモキしていたことが昨日スッキリしたりした。
面白い人のブログとそうでない人のブログの違い。
単調か起伏があるか。たったそれだけ。
大体最初の5行、140文字くらいで面白い記事かそうでないか無意識に判断していました。
「です」「ます」調に多い単調文を避けるには
ブログ始める時少し悩みました。
語尾が「です」、「ます」で終わる丁寧な口調(敬体という)でいくか、「だ」、「である」で終わる口調(常体という)でいくかどうしよっかなあって。
で結局「ですます」にした。日常的に使うから書きやすいと思ったので。
でも「です」、「ます」で書かれた文章って面白くないことが多いんです。最初人間性の問題か個人的な好みの問題だろうと思っていたんですがどうやらそうじゃないらしい。
「ですます」調って単調になりやすいんですよね。
「だ」、「である」で書いた場合、日常的に使わないから文章に気を使うからなのか単調な文章になりにくい。仮に単調になっても歯切れが良くてスッキリするのでそれほど読みにくいとも思わない。
けど「ですます」口調で単調になるとホント面白くなくなる。だって腐るほど見てるんだもの。ニュースサイトとかでもね。
先日○○へ行ってきました。そこで学んだことの話をしようと思います。
○○は□□さんが主催しているイベントです。□□さんは○○ので勉強されていたこともあり、とても優秀な方です。私も非常に影響を受けました。
とても勉強になるので是非みなさんも行ってみるといいと思います。
なのでコレを意識してか無意識かどうかわかりませんがみなさん様々な方法で回避してます。
例えばちきりんさんのちきりんの日記
“格差”を絵で表現すると下記のようになります。左側の水色さんは丸々太って若干メタボ気味だし、コートも来ているし、両手に貯金も持っている。一方、右側の黄緑さんは皮下脂肪の蓄えもないし、コートもなければ貯金もありません。
恵まれている人は二重三重のセーフティネットに守られているんです。正社員で、病欠も認められ、貯金もあり、助けてくれる家族もいる。けれど、寒空に凍える人は雇用も不安定で貯金もなく、親族もみな同じような状態だから頼る人もいません。
こういう二種類の人がいる世の中が、大不況に陥りました。寒風が吹き、仕事もなくなった。でも水色さんにはそんなに痛みはありません。ぬくぬくしたコートを着ているし、食べ物もある。ボーナスは減ったけど、まだ貯金もあります。一方、不況は黄緑さんには死活問題です。寝るところ、食べるもの、生きる意味、すべてが危機にさらされる・・。
ちきりんの日記は「ですます」調。でもところどころで「ですます」を回避していて文章すべて敬体というわけではないんですよね。赤字の所は本来「です」「ます」「ました」等が適切なところ。序盤の説明文でもちゃんと気を付けている。
永江一石さんのMore Access! More Fun!の場合
何件か問い合わせを頂いたけど、ひとつ前のエントリーは削除いたしました。ロケットニュースを運営する会社から「掲載されている記者の肖像権を侵害している」(顔を拡大して掲載しただけ)とのクレームが来たため。
ロケットニュース以外なら「ごめんなさい、わたしが悪うございました」で削除して終わるのだが、他人の肖像権は侵害しても自社のはだめというスタンスに非常に違和感を覚え、ロケットニュース押しは撤回することにした。
面白顔面写真集とかいちいち写ってる人の許諾を取ってる訳も無く、それが面白いわけだったがこれなんてどう考えても許諾とってるわけないでしょ。ちなみに自分は悪口書かれても誹謗中傷まで至ってないのなら削除依頼なんて出しません。「お互い様」がポリシーです。
一石さんのブログはめちゃめちゃ面白くて読みやすい。
最後が「です」になってるから「ですます」調?でもそんなイメージないというかとにかく単調にならない、読者が退屈しないように工夫がされている。
話し言葉を使うと単調にならない
はいはい私が悪うございやした!
多分一石さんのブログ読んで気づいたんだと思う。話し言葉使うとブログって面白くなりますよ。
精一杯面白くなくしてみました(元が灰汁ありすぎてキツイw)。
何件か問い合わせを頂きましたが、ひとつ前のエントリーは削除いたしました。ロケットニュースを運営する会社から「掲載されている記者の肖像権を侵害している」(顔を拡大して掲載しただけ)とのクレームが来たためです。
ロケットニュース以外なら「ごめんなさい、わたしが悪かったです」と削除して解決しますが、他人の肖像権は侵害しても自社のはだめというスタンスに非常に違和感を覚えたため、ロケットニュース押しは撤回することにしました。
面白顔面写真集とかその都度写ってる人の許諾を取ってる訳で無く、それが面白いわけでしたがこれなんてどう考えても許諾とってるわけありません。ちなみに自分は悪口書かれても誹謗中傷まで至ってないのなら削除依頼なんて出しません。「お互い様」がポリシーです。
この文(元は上の方)は少なかったですが話し言葉を使うと読み手は会話しているような感覚で読み進めることができるので長文でも自然と最後まで読めちゃうんですよねえ。だから一石さんと別に話したことないけどブログ読んでたらなんとなく話したことある気分になります(あくまで気分)。これが文才ってやつ?
ちきりんさんも一人称がちきりんだし(現実でもそうだと相当イタイがそれはないか)、「~ってわけ」みたいな話し言葉をやはり多様してます。
「~です。」だとそうだね。って感じですが、「~でしょ?」だとうんうん!そうそう!ってなるでしょ?
ヤマなし、オチなし、疑問なし
最初に面白い人のブログとそうでない人のブログの違いは単調か起伏があるかどうかだってこと書いてますがまあ語尾の調子で結構変わると思います。
私も話し言葉を多様するようになって面白くなった気がします。よね?
次は中身の話。ブログ見てて面白い記事ってこの三拍子揃ってるんですよ。なんもないとホントつまらんとです。
先ほどのちきりんの日記の人気エントリー
タイトル、「この国は無駄で食っている」のこの国はもちろん日本だとわかるが後に続く「無駄で食ってるってどういうこと?」ってのが誰もが沸くであろう疑問。
そしてまず始めにイラスト(?)を使った格差の説明。
次に”今の日本社会はどうでしょう? ちきりんは、おそらく3割くらいの人が黄緑さんになりつつあるんだと思ってます。7割の水色さん達は、今までは見えなかった黄緑の人が社会に増えてきたことに衝撃を受けています。”
って感じで格差が目立ってきて問題視されるようになった点を説明。ここからがヤマになるところ。
で終盤の、
家の水道蛇口を見てみてください。この国では水道の蛇口にまで「規格シール」が張ってある。
これが無駄で食っているのオチ。ああなんて無駄だらけの国なんだ!って思ったよね。思うわよね。思えよw
まとめ
面白くないブログってとにかく単調んですよ。同じ調子?
「○○するのはやめといた方がいい?」みたいなタイトルみたら「へえ?なんでかな?」って思う人と「まあどうせこんなこと書いてんじゃね?」って人と二通りに分かれると思うんですよ。
で、後者の場合大抵、最初の数行見て「あ~やっぱりなあ」って直帰する。なんでかな?って思った人も面白い内容じゃなかったら「なんやそんなことかいな。読んで損したわ~」ってなっちゃうんだよねえ。
だから特に何のひねりもないタイトルで、タイトル通りの中身ならどう足掻いても単調になっちゃう。コレだけは避けたくてこのエントリーのタイトルこんなわけさw
個人ブログの最大の魅力というか差別化できるとこって感情的な部分ですよね。例えばニュースサイトの編集者はクレームになるような偏った見方できないし迂闊にバカとかアホとか暴言使えない。
でもそういうのあった方がいいんですよブログって。その方が見てる人は絶対面白い。
国語別に得意じゃないから人のブログ引用しまくったクセにこの記事書くのに3時間くらい掛かった。
最近読んでかなり面白かったこの本でも「話言葉で書く」ことを推奨されていました。やっぱり勘定が伝わりやすいですからねえ。