オススメ映画を紹介する記事第二弾です。
第一弾はこちら。
今回は社会派、戦争ドラマということでかなりシリアスな作品ばかりです。
私は序盤ダラダラっとした作品が苦手なので始めからオモローな作品を集めてみました。
G.Wや週末にいかがでしょう。
es [エス]
スタンフォード大学心理学部ではある実験をするため、被験者となってくれる男性を公募した。集まった20名ほどの被験者は無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられ模擬刑務所に収容された。
数年前にフジテレビの奇跡体験アンビリバボー!でも紹介された実際にあった行われた実験を題材にした映画。
すごく有名な作品なので多くの方がもう観てるかと思いますがとても印象に残っている作品の一つなので紹介します。
総評 オススメ度 ★★★★☆
序盤は集まったアルバイト同士、当然真面目に看守、囚人を演ずるわけもなく仲良く談笑してたんですが、ルールに基づき看守(役)が囚人(役)に罰則を与えることで次第に憎悪の感情が生まれ始める。
状況の力によって次第に抗争になる様子を見て当時高校生だった私にとって学ぶことが多かったです。
こうしていじめは起きるんですね。
ブラッド・ダイヤモンド
1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた作品。反政府組織“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相は・・・
シエラレオネ内戦は政府と反政府勢力、革命統一戦線(RUF)がダイヤモンド鉱山の支配権を巡って起こった紛争。
お互い武器を買うための資金源を確保するために戦うというまさに不毛な争いを描いてます。
総評 オススメ度 ★★★★★
これはおもしろい!最近の映画にしては評価が高いわけだ!
シリアスな動画は序盤退屈さを感じさせるが本作品は全編通して緊張感があり目が離せない作品となっています。
レオナルド・ディカプリオの作品はイメージが良くないがこれは別格に面白いので是非観て頂きたい!そもそも社会派な映画をよく見るようになったきっかけがこの作品だったかな。
とりあえずオススメです!
チェンジリング
シングルマザーのクリスティンは、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルターと暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。
チェンジリングとはつまり交換。発見されたはずの息子は別人だった。クリスティンは本物の息子を捜し求め捜査をするが・・・
総評 オススメ度 ★★★★☆
グラン・トリノやミリオンダラーベイビー等数多くのヒット作を手掛けるクリント・イーストウッド監督の作品だが私の中ではこのチェンジリングが一番印象的。
実話を元にした作品で、当時(1923年)の町並みや様子が細かく再現されていて中でもロス市警のずさんさが際立ってます。
2時間半近くあるが全く飽きず、見ごたえのあるこの作品はかなりオススメです。
ターミナル
トム・ハンクス主演、スピルバーグ監督作品。
クーデターによって祖国が消滅してしまったヨーロッパのクラコウジア人、ビクターは、アメリカの空港にて足止めを余儀なくされる。その足止めの期間は数か月にもおよび……。
アルバイトをしたり、恋をしたり、空港というせまい世界で一部始終が繰り広げられます。
総評 オススメ度 ★★★☆☆
スゲー感動するとかスゲー面白いっていう映画ではないですが適度に笑わさせてくれて適度に感動させてくれる可もなく不可もなくな作品。
なぜオススメするのかというと個人的にこういう狭い世界で繰り広げられるお話が好きなんですよね。エスもそうなんですが。
元々友達に薦められて観た作品なのでまあそれなりに誰が観ても楽しめるんじゃないでしょうか。
逆に過激な描写や人を選ぶ作品でもないのでオススメしやすいのかも知れません。
ホテルルワンダ
アフリカのルワンダで内紛による大量虐殺の危機から人々を救った、実在のホテルマンの勇気と良心を描いた感動ドラマ。
日本公開は危ぶまれていたが、若者によるインターネットでの署名運動が功を奏し、公開が実現した。
90年~93年にかけて勃発したルワンダ紛争を題材にした作品。今から約20年前に実際に行われていたいうだけあってまるでドキュメンタリー映画を観ているような感覚になります。
総評 オススメ度 ★★★★★
ルワンダ紛争が激化してい当時私は小学生くらいだったのか。本当につい最近のことで今も尚似たような紛争が世界各地で行われていると思うとやりきれない気持ちになります。
映画はもちろん娯楽のためにあるわけだけど、こういう作品を知ることで人生大きく変わっていくんじゃないかなあとも思えるほどの良作。
観てないって人は即観るべき!
ルワンダの涙
同じくルワンダ紛争を題材にした映画。
アフリカのルワンダで、フツ族によるツチ族虐殺事件が発生。公立技術学校を運営する英国カトリック教会のクリストファー神父とそこで働く青年協力隊の英語教師ジョー・コナーと生徒のマリーらが、学校に避難してきたツチ族とともに不穏な状況に直面してしまう……。
原題は『SH
フチ族から身を守るため国連軍の駐在する公立技術学校に逃げ込む市民達。
周りに鉈を持って虐殺をする連中より犬を射殺していた国連軍を皮肉ったタイトル。まあ見てみなって。
総評 オススメ度 ★★★★★
当時ルワンダで働いていたBBCニュースプロデューサーの体験を基づき製作された本作品は「ホテル・ルワンダ」以上にドキュメンタリー映画を観ているようでした。
ホテル・ルワンダでは原住民のツチ族視点から描かれていますが本作品は青年協力隊英語教師の視点なので部外者である私達にとって感情移入しやすいです。
レヴューには先にこちらを見るべきとの意見があるのでどちらも観ていない方は先にこちらを見ておくといいでしょう。
どちらも観ないと人生損してるぜってくらいオススメです。
エンドロールで泣いた。
アメリカンヒストリーX
白人至上主義の極右組織“ネオナチ”のメンバーとなったある兄弟の悲劇を通し、現代アメリカの暗部を衝いてゆく。
父を黒人に殺された恨みから、白人至上主義グループのメンバーとなったデレク。やがて殺人事件で刑務所送りになった彼が出所してきた時、デレクは自分を崇拝する弟がメンバーとなっている事実を知る。
総評 オススメ度 ★★★★☆
「人種差別というものがどれほど価値のなく無駄なものかを理解する」
レビューの言葉を借りましたが差別は何故起きるのか。これほどまでに虚しいものなのかを理解させてくれる作品。
これを観たのが何年も前でストーリーそこまで覚えてないけどとにかく強烈で主人公のキャラが印象に残っています。アノ頃は若かった。アメリカらしい作品ですね。
クレイマークレイマー
8年目にして妻の自立心から破局を迎えた結婚生活。残された夫は幼い息子の面倒を見るのだが……。
離婚と養育権という、現代アメリカが避けて通れない社会問題をハートウォームな人情劇を通して描いた80年の代表作品。
日本でこんな内容のドラマあったよね。って思ってしまいました。
総評 オススメ度 ★★★★☆
とてもありがちというかリアルなストーリー。近年問題になってる熟年離婚じゃないけど奥さん縛りすぎると逃げられますぜ旦那。
結末がなんとなく見えてきてしまうストーリーではあるが予想以上に出来がいいラストは最近のダメ映画に見習って欲しいところ。
夫婦で観ることをオススメします。心暖まりますよ。
パトリオット
メル・ギブソン主演、ローランド・エメリッヒ監督による戦争ドラマ。
独立戦争が起こり、イギリス軍がアメリカに侵入。戦いに乗り気でないベンジャミンは、愛国心に燃える息子に苦い顔を見せる。しかし戦火が迫り、目の前で次男を殺された時、彼の中で眠っていた戦士の本能が目覚め始める。
総評 オススメ度 ★★★★☆
ローランド・エメリッヒ監督といえば「インデペンデンズデイ」や「デイアフタートゥモロー」、「2012」等パニック映画専門な印象ですが彼の作品で最も評価されているのがこの作品です。
中世の世界観、戦争の残虐さ、そしてメル・ギブソンかっこよすぎ!
を上手く描写してるそのセンス、どうしてパニック映画に活かせないw
2時間半近くある作品ですが全く退屈せずアクションを楽しめ、最後には泣かされる、良作です。
スラムドッグ$ミリオネア
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」(インド版)に出演し、賞金を獲得したジャマールだったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。
ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。
冒頭で主人公ジャマールがクイズに正解しまくって警察に逮捕される。
そこで尋問を受けたジャマールの記憶を追憶するという形で物語りは始まります。
総評 オススメ度 ★★★★★
社会派とはちょっと違うかもしれないけどここ最近みた映画で一番オススメしたい作品なので入れました。
とにかくもう面白い!
まずミリオネアっていう番組を題材にしたところが面白いしそれで正解しまくって逮捕されるってなんやねんって感じです。
そこで語られる衝撃的な生い立ちもさることながら後に描かれるラブ・ストーリーがもうたまりませんね。ロマンチックです。
アメリカ映画の面白いところはどう転ぶか予想できないところ。これは本当に予測できなかった。
もう一回みたいなあと久しぶりに思った作品。最近の映画にあまりないですねえそんな作品。
まとめ
というわけでシリアスめな作品を10本ほど紹介してきました。
正直この中で絶対観て欲しいのはルワンダの2本とラストで紹介したスラムドッグ$ミリオネアです(シリアスではないかも)。有名だからもうみてるか。
どちらかというと痛快アクションとかパニックとかSFが好きな私にとってローテンポになりがちなシリアス系の映画って敬遠しがちなんですよね。
でもここで紹介した作品はすべて最初から最後まで退屈せず楽しめる作品ばかりです。
機会かあれば是非見てみては?
この記事が上がる今日はG.W真っ只中ですから丁度いいと思いますよ!
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