テレビを買う時、録画もしたいから録画機能付きテレビを買うことが多いと思いますが近年のテレビは録画機能が付いているのに記録を残すHDD(ハードディスクドライブ)は外付けであることが多いです。
録画したかったらUSBの外付けHDDを一緒に買ってくださいのパターン。
価格.comをご覧頂くとわかりますがその殆どが録画機能あり、外付けHDDとなっています。
※2018年7月時点で売れ筋1位のテレビのスペック
では何故最近のテレビは外付けHDDが主流なのか?
テレビを買う時外付けHDDを買う方がいいのか?それともブルーレイレコーダーにすべきか?
今日はその辺を元業界の人が記事にします。
何故内臓HDDでなく外付けHDDなのか?
アクオス、ビエラ、レグザ、ブラビア等多くの家電メーカーが販売している液晶テレビ。その殆どのモデルに内臓HDDがなく記録は外付けのみ。
メーカーとしては外付けHDDをバッファローやアイ・オー・データ製品を買われるより自社で売りたいはずです。
しかしあえて内臓HDDを一部のハイエンドモデルのみにして外付けをHDDを主流にするのはどうしてでしょうか?
価格競争のため出来るだけコストを下げている
テレビやレコーダー等、娯楽目的に使われる家電製品を黒物家電と言ったりしますがその売利上げの大半を占めるテレビとレコーダー。
もう何年も前から価格崩壊しまくってほぼすべてのメーカーが赤字部門となっています。
参考記事:家電業界が挑む「コモディティー化」という怪物、価格の“半減期”は3年
グラフの通り価格がわずか3年で約3分の1に。
各メーカーはHDDを外付けにすることでより安価で販売できるようにしています。
しかしHDDが外付けの理由はそれだけではありません。
HDDは壊れやすい?
テレビを買う時、店員さんに録画もしたいことを伝えると外付けHDDは壊れやすいのでブルーレイレコーダーに録画することをオススメします!
と言われた経験ありませんか?
外付けHDDよりブルーレイレコーダーの方が当然単価も高いのでお店にとってそっちを薦めるのは当然ね。でも私騙されないわよ!
って思った人もいるかも知れません。
しかしHDDは本当に壊れやすい機器として有名です。1年くらいで壊れたという顧客の声も珍しくありません。せいぜい2~3年くらい持てばいい方とまで言われています。
元々PCでもHDDは壊れやすいとは言われてますがわずか1年で壊れることはそれほど多くはないですね。5年、10年持っても別に不思議ではありません。
テレビのHDDが壊れやすい理由として電源のON/OFFの頻度が高いというのがあります。
PCの電源のON/OFFは普通一日1回~2回程度に対し、テレビは一日に何度も入り切りしますね。家族が多いと一日10回以上ON/OFFを繰り返すことも珍しくありません。
そのためHDD自体の故障以外に電源部の故障も多いためテレビの外付けHDDは壊れやすいということです。
テレビ自体は5年、10年壊れない設計になっていますがHDDはそうでははいので内臓すると先にHDDが壊れてしまい消費者に迷惑が掛かるため内臓HDDが少ないんだと思います。
ブルーレイレコーダーを買うべきか?
外付けHDDが壊れやすいので、じゃあブルーレイレコーダーを買った方がいいの?
ってことになりますが正直私はどちらもいらないと考えます。
といってしまうと元も子もないので一応言及しておきます。
私はテレビ自体殆どみないしそもそも映画やドラマ等録画してもどうせ見ないんだから必要ないとか思っていますがそれでも残しておきたいブルーレイレコーダーでブルーレイディスクに保存することをオススメします。
これまで述べてきたようにHDDは壊れやすいので大事なデータを保存するのに向いていません。
逆に大事ではない、例えば見たい番組が見れない時予約録画とかして一度見たらすぐ消すみたいな使い方をしたい時は外付けHDDで十分かと思うかも知れません。
が最近はブルーレイレコーダーが3万とかで買えちゃいますのでやっぱり壊れやすいHDDを買うよりは最終的に安く済みます。
別にこだわり無いなら録画機能とダブルチューナーくらいあれば別に不便はない。国内メーカーなら東芝が安価でオススメです。
別にすぐ壊れてもいいしブルーレイに興味ないって人は念のためテレビ録画対応って表記されてるHDDを買いましょう。アマゾンの売れ筋貼っておきます。
ブルーレイは当然ブルーレイの再生、録画が出来るのでただの記録するだけのHDDよりも高額になってきます。
純粋にテレビの録画だけがしたいのであれば外付けHDDの方がコスパは良いと思います。
ブルーレイの再生、録画が必要な方はテレビにその機能が付いていないのであればブルーレイレコーダーを選ぶべきですね。