ウォレットアプリのKyashは、VISAカード(プリペイド)が発行できる便利なサービスです。
ただ使ったことがないと
- 「どういうメリットがあるの?」
- 「そもそもなにができるの?」
- 「お得に使うならどうした方がいいの?」
といった疑問があるでしょう。
Kyashは基本的に0.5~1%のポイント還元があり、さらにクレジットカードからのチャージによるポイント還元もゲットできる非常にお得なアプリです。
また、経済産業省による「キャッシュレス・消費者還元事業」の還元を利用するとさらに還元率がアップするのでオススメ!
本記事では、Kyashのメリット・使い方・注意点について詳しく解説していきます。
Kyashとは?
Kyashとは、プリペイド式のVISAカードです。クレジットカードや銀行の口座などからチャージして、VISA加盟店での支払いに使うことができます。
「VISAカード」と聞くとクレジットカードを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし「VISA」というのは決済のインフラのことで、実際はクレジットカードだけでなくデビットカードやプリペイドカードであってもVISA加盟店で利用できるのです。
使い方についてはクレジットカードと基本的に同じです。ネットならカード番号や有効期限を入力すれば支払いができますし、店頭なら店員さんにカードを渡せば支払いができます(ただし暗証番号の入力が必要な店舗では使えません)。
Kyashは完全無料ですし、未成年者であっても保護者の同意があれば利用できます。Kyashで支払えばポイントが貯まってオトクなので、ぜひ使ってみてください。
参考:Kyash公式サイト
Kyashの3つのメリット
Kyashには以下の3つのメリットがあります。まず、どんなメリットがあるのか把握しておきましょう。
消費者還元事業と併用で最大6%還元!
VISA加盟店でKyashを通じて支払うと、支払った金額の0.5~1%の「Kyashポイント」をもらうことができます。現金で支払わず、Kyashを通じて支払うだけでポイントがもらえるというのはオトクですよね。
また、Kyashは2019年10月からスタートした「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象です。つまり、対象店でKyashを通じて支払うと、この事業による2~5%のKyashポイントをもらうことができるのです。
対象店は公式サイトにおいて、以下のように掲載されています。ご自身の近くの店舗を探してみてください。
Kyashのポイントと消費者還元事業とのポイントを合計すると、なんと最大で6%です。これは使わない手はありません。
Kyashは「バーチャルカード」と「リアルカード」の2種類があり、バーチャルカードならすぐに作ることができるのですが、消費者還元事業のポイント還元を受けるためにはリアルカードが必要です。
とりあえずバーチャルカードだけ作ってどんなものか試してからリアルカードを申し込んでもいいですし、最初からリアルカードを申し込んでもいいでしょう。
なお、リアルカードを作ればオンラインでも実店舗でも1%の還元率となります。バーチャルカードのみの場合は0.5%なので、Kyashを使うなら最終的にはリアルカードを作るようにしましょう。
他のサービスと連携できる
コード決済サービスによっては、Kyashをその決済手段として登録することができます。代表的なコード決済の登録の可否をまとめると以下のとおりです。
- PayPay:◯
- Origami Pay:◯
- 楽天ペイ:◯
- メルペイ:×
- LINE Pay:×
- ファミペイ:×
これらのサービスは支払いをするだけでそれぞれのポイント(0.5~3%程度)が貯まります。
そのため、これらを併用すればさらにKyashのポイント、クレジットカードのポイント、消費者還元事業のポイントがもらえてポイントが4重取りになるということです。
例として、Origami Payで支払う場合で説明すると以下のとおりです。
- Origami Payによる支払いについての還元:2%(クレカの場合)
- Origami Payの代金をKyashで支払うことによる還元:1%(リアルカード発行済の場合)
- Kyashの代金をクレカで支払うことによる還元:1%(還元率1%のクレカの場合)
- 消費者還元事業の還元:2~5%
合計すると6~9%の還元となります。ただし、Origami Payは利用できる店舗が少ないというデメリットがあるので、利用しやすいものを選ぶのが良いかもしれません。
審査なしでVISAカードの発行ができる
クレジットカードを作ることができないという人でもKyashなら審査不要なので、誰でもVISA加盟店で使えるVISAカードが持てるというメリットがあります。
バーチャルカードならすぐに作ることができ、ネットでの決済に利用することができるので便利です。
Kyashの登録方法
Kyashの登録は、画面に表示される指示通りに行えば難しくありません。以下で手順を簡単に説明しておきますので参考にしてください。
Kyashアプリをダウンロードして立ち上げると以下の画面が表示されるので、フェイスブックのアカウントかメールアドレスのいずれかを選んでください。以下ではメールアドレスでの登録方法を説明します。
会員登録の手続
まず、氏名やメールアドレスなどの情報を入力してください。すべて入力したら「次へ」をタップしてください。
「次へ」をタップすると「本名の確認」という画面になります。本名は非公開項目ですし、本名以外の名前を入力するとトラブルのときの対応が遅くなる可能性があります。そのためなるべく本名を入力しておくのがおすすめです。
次に、生まれた年と電話番号を入力してください。そのあとにSMS認証の番号6桁が届くので、これも入力してください。会員登録はこれで完了です。
バーチャルカードの発行手続
会員登録が終了したら、次はバーチャルカードの発行です。ホーム画面の右上にある財布のようなアイコンをタップしてください。
以下の画面でバーチャルカードを選択してください。リアルカードは後からでも発行できますので問題ありません。
たったこれだけでKyashのバーチャルカードが発行されます。簡単ですね。
Kyashはチャージ不要で使える
Kyashはチャージをして使うこともできますが、チャージをせず、登録したクレジットカードまたはデビットカードにより即時決済をすることもできます。
チャージをしてから支払いたい場合はクレジットカードまたはデビットカードでチャージするほか、以下の画像にあるように「セブン銀行ATMによるチャージ」「コンビニでチャージ」「銀行ATM(ペイジー)によるチャージ」も利用できます。
クレジットカードを利用すればその分のポイントがもらえるので、クレジットカードがあるならクレジットカードでチャージするのがおすすめです。
Kyashを使ううえでの注意点
Kyashを使ううえではいくつか注意点があります。利用を始める前に確認しておきましょう。
利用限度額がある
Kyashはチャージをすればいくらでも支払いに利用できるわけではなく、以下のような限度額があります。
バーチャルカードの本人確認は、3Dセキュアの利用できるクレジットカードを登録すればできます。利用限度額が低いままだと不便なので、なるべく本人確認は済ませておきましょう。
対象外となる支払いもある
Kyashで支払いができても、必ずしもポイントが貯まるわけではありません。以下で対象外となる支払いの例を挙げておきますので、詳細が気になる場合は公式サイトで確認してください。
- WAON/nanaco/楽天Edy/交通系電子マネー(PASMO・Suicaなど)のチャージ
- モバイルSuicaアプリでの購入・チャージ
- 公共料金の支払い
- 金券や商品券の購入
- 各種税金、ふるさと納税の支払い
暗証番号の入力が必要な実店舗では使えない
リアルカードを作って実店舗で支払いをする場合、暗証番号の入力が必要な店舗では利用できません。
ただ実際は暗証番号の入力を求められるケースは少ないので、日常的な少額の買い物ならそれほど困ることはないでしょう。
まとめ
KyashはVISA加盟店で支払いをするとき、間にKyashを入れるだけで0.5~1.0%の還元を受けられる優れものです。
登録するときは面倒かもしれませんが、いったん登録してしまえばそれだけで還元率が上がるので、面倒がらずに作ってしまうのがおすすめです。