ここにきてしばらく温めてきた新カテゴリ。前回フライングしてしまいました。
SNSを使うようになって7年くらいになります。
初めて使ったSNSはモバゲータウン(今はモバゲーで統一されているらしい)、当時はmixiやモバゲーを出会い系サイトを言っている人も多くいました。
そういうわけで今日はこんな記事です。
facebookが衰退する4つの理由
世界最大のSNS、facebookが衰退すると騒がれているようです。
「Facebookの寿命はあと4年しかない」とアメリカの研究者が予想
オバマ大統領でさえ、Facebookはもはやクールではないと思っている
私はこれらの記事を熟読したわけではないんですがfacebookはすぐ死ぬだろうと前から思っていた理由を書きたいと思います。ちなみに日本での話です。
ステマっぽい広告だらけで鬱陶しい
facebookの広告の打ち方が非常に悪質。
広告会社が提供するクイズや占い、ミニゲーム等をやろうとすると必ず「いいね!」をクリックしないといけません。
「いいね!」をクリックした人はその広告会社の宣伝が常に表示されます。
それだけでなく「いいね!」を押した時、友達全員に○○さんが△△について「いいね!」と言っています、とニュースフィードに表示されるので非常に邪魔臭いです。
必要ないコンテンツが多すぎて鬱陶しい
facebookは殆どの人がメインに活用しているニュースフィードの他にタイムライン、メッセージ(メール的なもの)やゲーム、ノート、fasebookページ、やったこと無いんですがグループチャットのようなこともできます。
さらに拡張機能のようなもんなのか誕生日アプリやスケジュール連携等とりあえずガヤガヤ鬱陶しい。
これらを活用している人って多分殆どいないんじゃないでしょうか。mixiの二の舞の匂いがします。
実名は諸刃の剣
facebookを初めて登録した時、これは面白いなって思ったのがこの実名登録制度です。
これまでのSNS(mixi、モバゲー、gree、twitter等)は基本的に匿名が多くどちらかといえばネット内だけの関係であることが主流でした(モバゲーに至ってはリアルで会うことが原則禁止された)。
facebookは原則実名登録、これまでのSNSと違い交流するのは基本的に友人等の知っている人、全員が実名登録なのでやましさもなく、これまでSNSを出会い系サイト扱いしていた人たちも多数登録しました。
しかし実名登録はメールアドレスや電話番号、学歴、職歴等、個人情報をネット上に晒す危険性もあります。
facebookでは友達承認すると設定を変更しない限り電話番号や場合によってはメールアドレスが分かってしまいます。そのため個人情報を抜き取るために実在の人物に成りすまして友達申請を行う「成りすまし」の被害にあった人もたくさんいます。
単なる衰退期というか特需
facebookはそろそろ衰退期と言われていますが私は衰退期という表現が好きではありません。
成長期、安定期はどの企業にもありますが衰退期は自然に起こるものではないからです。
安定期を超え、衰退していくのは「ライバル企業の影響」、「時代の流れについていけない」、「安定と思っていたのが過剰供給だった」のどれかです。
facebookはどれも当てはまりますが中でも過剰供給され過ぎだろと思っています。
そもそもfacebookはなぜ爆発的に広まったのか?(日本での話)
それは電話帳データ自動抽出と自動勧誘メールではないかと考えます。
つまり電話帳からfacebookを登録していない人を勝手に拾い出し、「○○さんがあなたをfacebookに誘っています」という勧誘メールを自動で送りつけ、どんなもんかと覗いてみたら知り合いがたくさんいるので試しに登録してみるか、
という感じで増えていったんじゃないかと思います。
facebookが日本で爆発的に伸びたのが2011年頃、わずか2年で衰退を騒がれているということはつまり安定も何も始めから過剰供給されていただけということです。
今後伸びるSNSを考える
facebookの悪口ばっかり言っても仕方のないのでこれからも伸びるであろうSNS、twitterの話にしたいと思います。
日本で愛されているtwitter
総務省発表のグラフを見てみるとわかりますが日本ではtwitterはfacebookに比べ早く普及し安定期を迎えています。
図表2-3-2-10 ソーシャルメディア利用者数の推移(Facebook、Twitterの例)
2012年までなのでfacebookはまだ伸び盛り、twitterは2010年5月頃登録者が1000万人を超えています。
いちいち解約しないと登録者数は減らないので使用感度で言うとtwittterはまだまだ人気は続いています(恒例のバルス祭りは今年も続きそうだ)。
twitterが選ばれる理由
まずそのシンプルさ、mixiやfacebookのように必要ない無駄な機能がありません。
そしてシンプルであることは汎用性も兼ね備えています。
twitterはSNSとしては珍しく複数アカウントが禁止されていません。
その理由として一つの使い方に拘るのではなく、場面に合った使い方をするべきというのがtwitterなのです。
例えばサイト宣伝用、友達とチャット用、情報収集用等分けて使ったりすると便利です。
時代と共に変わるコンテンツの役割
mixi全盛期、携帯電話はドコモで言えばFOMA時代でした。その頃は当然スマートフォンも無く携帯からはmixiをiモードのブックマークからアクセスしていました。
iモードのブックマークはただの箇条書きで管理がしにくく、たくさんのサイトを登録すると埋もれて探すのが面倒だったりしました。そのためmixiやモバゲーのようにメールもでき、ニュースも見れ、ゲームも出来るようなサイトは有難かったです。
しかし携帯電話がスマートフォンに変わり、ブックマークによるサイト管理ではなくアプリに変わりました。
スマートフォンのアプリは管理がしやすく動作が軽いため、それぞれ目的に合ったアプリを開く、という使い方がされるようになりました。
友達と連絡を取りたい時はLINEを使い、ニュースを見たいときはY!ニュースやGunosy、本を読みたい時はkindle、ゲームをしたい時はパズドラといった使い方がなされ、一つのコンテンツにたくさん機能があった方が便利な時代ではなくなりました。
スマデバ社会で活躍するSNSはシンプルさと汎用性
一つのコンテンツにたくさん機能を持たせる必要が無くなった現在、シンプルで汎用性の高いコンテンツが活躍すると予想しています。
シンプルで誰にでも使いやすい、汎用性があるということはつまりどの場面でも使えるということです。
twitterはシンプルさと汎用性を兼ね備えているので今後不動の人気を得ると思います。
LINEはどちらかというとトーク専門といった感じで地位を脅かすライバルが現れるかも知れません。
個人的な意見ですが私はネットユーザー全員がtwitterを登録し@マークから始まるネット上のユーザーネームを持つべきだと思っています。
そうなればそのユーザー名で好きなところで交流できるでしょ。SNSが広く使われるようになって約8年、未だに各SNS同士じゃないと交流できないってちょっと面白くないですよね?