悪魔の証明の話と会社でよくある「本当にちゃんと探したのか?」って質問に答える方法を考えた。
2016/07/09
ハマちゃんのようなゆる~い記事を書きたくなる時ってたまにあります。大抵はTwitterで済ましますが今回は長くなりそうなので・・・
サンタクロースの記事を読んで「悪魔の証明」について書きたくなったんで記事にしました。
目次
知ってる人は知っている、悪魔の証明の話
ないものをないと証明するのは不可能
悪魔の証明とは中世のヨーロッパ土地の所有権の帰属を証明する際に、当該所有権の由来を遡って逐一立証することは不可能であることを指して用いられたそうです。
ようするに形跡も残っていない終わった話を立証するするのは不可能ってこと。
ないものをないと証明しろと言うのは実在するわけがないけど目に見えないだけでいるかもしれない(と言われていた)悪魔をいないと証明しろと同じだってことなんでしょうねえ。
サンタクロースは悪魔の証明
おっちゃんの記事にある「サンタクロースはいないとは言えない。証明できない。」っていうのはまさにその通りでこれが悪魔の証明というやつだねと思いました。
サンタクロースがいないと証明するにはどうすればいいか?(無関係なサンタクロースさんを除く)
「トナカイのソリで空を飛ぶなんて物理的に無理だ」なんていうのは証明になりませんよね。歩いてプレゼント配ってたらサンタじゃないという定義も成り立たない。
まあ要するに無理なもんは無理、ないものを「ない」と証明するのは不可能って言いたいだけですはい。
「本当にちゃんと探したのか?」の切り返し
話の経緯を話そう
仕事とか学校とか上司や先輩に「○○があるはずだから探しといて」のようなことを言われて探したけど、
なかったのでないと言ったら
「本当にちゃんと探したのか?」
って言われて自信なくしたり、もしくは自信満々で「ない」って言ったけど先輩が探しに行ったらすぐ見つかって、
「あるやんけこのボギャ!」
って言われた経験、よくありますよね?いやないか?たまにはありますよね?
ないものはないしあんまり時間も掛けたくないし探すったってどこまで探しゃーいいのよ?って感じです。ありますよね?
そして一度「あるやんけこのボギャ!」を貰った人は次回からその質問に対してしどろもどろになるはずです。
なぜしどろもどろになるのか?
それはないものをないと証明できないからです。
ないものをないと証明する困難さ
悪魔の証明の話の通り「ないものはない」と証明するのは不可能です。
それがたとえ部室レベルであっても物は散乱してるしすべて家具や道具を全部外に出して探すわけにもいきません。
下手したら床下に、屋根裏に窓の外の芝生に埋もれているかも知れません。どこまで探せば「ない」と証明したことになるのか、それはその先輩、上司の判断に委ねられます。だからしどろもどろになるんですね。
ないものをないと証明する必要は無い
日本には失踪宣告という制度があります。
例えば海難事故で行方不明になった場合たとえ死体が発見されていなくても、場合によって死亡が報告されることがあるというような制度です。
悪魔の証明は不可能、たとえ証拠がなくても「ないものはない」と判断されるということです。
悪魔の証明で切り返してみる
先輩:「本当にちゃんと探したのか?」
私:「ちゃんと探しました。でも絶対にないとは証明はできません。ないものをないと証明するのは悪魔の証明です。悪魔の証明とは中世のヨーロッパ土地の所有権の帰属を証明する際に、当該所有権の由来を遡って逐一立証することは不可能であることを指して用いられました。悪魔がいないことは証明できない。転じて「ないものはない」と証明はできないということを伝えたい時に・・・・・・というわけで絶対にいとは言い切れませんがそれを証明する気もありません。」
先輩:「・・・・・・・・悪魔の実?」
私:「ジャンプから離れろよ。」
というわけでダメでした。
私なりの切り返し
まず「ないものはない」と証明できないこと(つまりはっきり「ない」とは言わない)、そしてそれはどれ位必要度があるかということ、それによっては再度探す気があることを伝えます。
私:「だいたいの所は探しましたけど、見当たりませんでした。もう少し頑張って探せば見つかるかもしれませんけどどうしましょう?」
先輩(重要度が高い場合):じゃあもうちょっと探してみて。
先輩(重要度が低い場合):じゃあいいや。
これで再度探してみてたとえなくても二度も探しに行ったことによって本当に頑張って探したけど見つからなかったんだなと思ってくれます。
「じゃあいいや。」の確立は半分くらい。
時間を無駄にしないためにも先輩の話は出来るだけ適当にあしらいましょう。
駄文失礼しました。
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