「私がそれでも○○に住み続ける、その魅力を語ります」がブログ界隈で大人気だそうなので、これはやるしかないなと思って早6日・・・いまさらだけど「高知」というレアキャラを生かすしかないと思ったので今日書きます。
他県のゆるキャラを遥かに凌ぐガチキャラ「カツオ人間」
テレビを見ない私は流行りもんが嫌いで「ひこにゃん」とか「ふなっしー」とかどうせゆるキャラブームが終わったらすぐ消えるぜよとか思っていたりします。
高知のカツオ人間はゆるキャラブームに火がつく少し前から高知の地元住民の一部にひそかな人気がありました。
私は当時、というかつい最近まで「どうせしょーもないキャラクター商法だろ」とか思っていました。
んがしかしハフィントンポストの記事、これもどうせ「他の奴らと違うぜ!」という方向性で注目して貰おうという策略だろとか思っていましたが読んで一気にファンに!
この局長何者だよ!
「ゆるキャラグランプリには出ません」ご当地キャラ界の異端児「カツオ人間」の心意気
ちなみにカツオ人間についてはこちらの記事、
カツオ人間に学ぶコンテンツのあり方とソーシャルメディアでの生き残り方
で熱く語っています。
おもてなしの心を持った県民性
おもてなしとは茶道で表裏なし(お客様に対して心から気持ちのいい接客をする)からきています。
はっきりとした性格
高知は日照時間が全国1-2を争い、対して年間降水量も全国的に上位、晴れる時は晴れる、雨の時は一気に降る、高知県民はそんな感じのはっきりとした人が多いです。
特に女性に多く、機嫌がいい時は基本やかましい、怒った時は暴れまわって怖い、そんな気質が高知の県民性です。
新しい物好き
高知県民は新しい物好き。
仕事で提案に行く度新しい物に食いつく様は本当に「高知県民って新しい物好きだなあ」と痛感します。
県外から来た新しいショップや飲食店が出来るとやたら行列、おまいらホント新しい物に弱いよね笑
郷土愛がある割りに県外出身者が住みやすい
県外出身者にとって最大のメリットは新しい物好きが故に県外人が受け入れられやすいというところでしょうか。
東京や大阪等都市部と違い、高知に来る県外出身者はそんなに多くありません。特に地方部ではそれはまさに転校生の気分を味わえるでしょう。
郷土愛が強いと県外出身者はあまり好かれない傾向にあります。お隣の愛媛県とかそうらしい。
その点高知県民は気さくですね。
ローカルでゆるい飲食店
高知には時代が止まっているんじゃないかというお店がいくつもあります。
ない場合は?と聞かれた名店
美空ひばりゆかりの地として知られる大杉町にあるひばり食堂はとりあえずばかでかいカツ丼で有名です。
多分右が並、左が大盛りです。私も一度食べましたが並サイズでも全部食べるのがやっとです。満腹中枢が満たされる前に一気にいかないと食べ切れません。
ここにくるお客さんの殆どがカツ丼を食べるからなのか「から揚げ定食」を頼んだ友人に向かって店員のオバちゃんは、
「ない場合は?」
とか聞いてました。
(・・・おめえカツ丼しか作る気ねえだろw)
ちゃんと作ってくれました。から揚げ定食の並も並じゃなかった。量がw
須崎名物鍋焼きラーメン
鳥スープを土鍋で煮込んだ鍋焼きラーメン。高知県須崎市のラーメン店ほぼすべてにあるメニューです。
壁にガチンコで有名になった佐野さんの写真がよく張られています。
高知といえばカツオのたたき、鍋焼きラーメンは香川県のうどんや愛媛県のみかんのようなメジャーさはありませんが私が高知に住んでてよかったなー、逆に県外に出て一番失いたくないものがコレです。
とりあえずラーメン好きなので。橋本食堂さいこうです。
県外客が大喜びのひろめ市場
高知県民にとって誰もが知ってて当たり前に行くひろめ市場なんですがこのひろめ市場、県外客ににやたら喜ばれます。
市場というと魚とか野菜とかの卸売りをイメージしますがここは例えるならショッピングモールのフードコートに似ていますね。多分そんな表現したの私が初めてだと思いますが笑
相席は当たり前、むしろ拒否できません。そしてここは基本的にお酒を飲みにくるところです。
周りにはラーメンや揚げ物料理、煮物、お刺身、お寿司、ご飯物まで揃っています。
このスタイル、この人ごみで現代っぽい呼び出しブザーはありません。
お店の前で注文して「あの辺に座ってるから!」と行って持って来てもらうか、席が遠い場合近くで待つか頃合を見計らって取りに行きます。
ノリの軽さ、形式のない自由さが県外客に人気です。
塩たたき。ニンニクとセットで食べると絶品。
意外と知られていない名所
アンパンマンミュージアム
高知県で最も有名な漫画家、やなせたかしさんの出身地である高知県香美市にはやなせたかし記念館があります。
やなせたかしさんの作品はアニメのアンパンマンしか見たことない人が殆どだと思いますが、ここ、やなせたかし記念館ではアンパンマンを中心とした水彩画などの絵画が観られます。
二度と実現できない奇跡の共作。これはあかんかもしれんなあ。
廃校舎を再利用した海洋堂ホビー館四万十
海洋堂創業者である宮脇修氏は高知県黒潮町出身です。2012年夏、その隣の町に当たる四万十町(合併により現在は隣だが実際は結構遠い)に海洋堂ホビー館四万十がオープンしました。
実はココ、相当山奥にあり、私も何度か行きましたが山に慣れてる私でも「これ本当に辿り着けるの?道間違ってない?」って何度も思わせられます。
よくよく考えたらもともと学校だったんだよね・・・
ここは体育館だったのかな。
まとめ
まだまだ他にも魅力的なところはありますがそれは実際に来てもらってから楽しんでもらいましょう。
正直旅行パンフレットに載ってるところなんか行ってもイマイチだったりすることが多いです。多分それはどこも一緒でしょう。
実は県外にひたすら出たかった
地下鉄もない不便さと高知という田舎臭さが嫌で学校卒業したらぜってー都会で暮らしてやると決め込んでいました。
しかし歳をとるにつれて、グローバル化社会による均一化された都市よりローカルで他にはない魅力の方が貴重で味があっていいなあと思うようになりました。逆に今は盛り上げたい気持ちです。
田舎は空気がおいしいとか自然が美しいとか言いますがそんなことよりもやっぱり人の温かさとか少年時代の懐かしさを感じられるところが最大の魅力だと思っています。
この記事を読んで田舎に帰りたくなった人いたら幸いです。
今回人様の写真をふんだんに使わせていただきました。まあこれも地域活性化のためってことで許してね。