今更だけど速読できるといいよね。
って思ったので取り上げてみました。
一冊だいたいどれくらいで読めますか?当然厚さや内容にもよりますが私は早いものでも10~20分位は掛かります。
速読できると人生変わりそうですよね。
速読って何なの?
速読とは文字通り文章を早く読む技術です。速読ができると一冊の本を読む時間が短くなり、すなわち同じ時間内でたくさん読める、たくさんの知識がつけられるということです。
どっからどこまでが速読
どのくらいの速度で読めると速読認定されるんでしょうか?
このサイトによると一分間に5000字以上読めると速読認定されるようです。
一分間に5000字!?
ちょっとまてよ!それじゃあ1000文字程度のブログ記事はわずか十数秒で読まれちゃうじゃないか!それはSEOを強化したい人にとって速読はお勧めするわけにいけませんね。
一分間に5000字の世界を体験
まず読書速度測定のサイトに行って自分の読書速度をチェックしてみましょう。間違っても小学生にチェックをいれるようなズルをしてはいけませんよ。
どうでしたか?
ちなみに私は960文字くらいでした。平均よりちょっと早いらしいです。でもこんなのあまりあてになりません。理由は後ほど解説します。
では次にもう一度戻って今度はスタートをクリックして3,2,1が終わってから大体3秒くらいでクリックしてみてください。
どうですか?だいたい5000文字くらいになったと思います。つまり5000文字読める速読認定者はこれくらいの文章3秒くらいで読めてしまいます。
つまりこれくらいの文字数の記事だと速読が出来る人が増えれば増えるほど直帰率も上がります。これは記事の文字数を増やすか速読を阻止しなきゃですね。
速読ができるようになるには
速読がいつごろ持て囃されるようになったのか知りませんが初めて知ったのは10年くらい前、当時は全く興味ありませんでした。今もさほど興味ありませんが。
方法はいくつかあるようです。がここでは小手先のしょもないトレーニングみたいなのはあまり紹介しません。何故なら信じてない、続かない、多分役に立たないからです。
速読を二つの観点から考える
速読に必要な技術は二つ、読解力と視的速度向上と読解力です。(読解力が大事)
文章を早く視て脳に内容を伝え、頭の中で整理して解読する、余程小さい頃からトレーニングを受けて特殊能力的なレベルに達していない限り普通の人が早く本を読むにはこの二つを鍛えるしかないだろうと思っています。
読解力を鍛える
まず先に読解力がない人は本を早く読むことは出来ません。
読解力とは読んで理解する力、その力が低いと読んで理解するまでの時間が掛かります。
読解力を鍛える方法はたった一つ。文章をたくさん読むことですね。
文章をたくさん読むことによって読解力が高まります。言語にはパターンがあり、やがて全部読まなくてもキーワードや文脈から以降、大体どんな文章が書かれているか予想が出来るようになります。
文章が予想出来ると読解速度が上がる
例えば「全然」、「すぐに」、「決して」等の副詞が出てくると以降の文章がだいたい予測できます。
「全然」、「決して」とくれば「ない」等の否定系の文、学校に「すぐに」とくれば「行かなくてはならない」と予想できます。
文章が予測できると読む前に事前準備がされているので早く理解できます。一度読んだことある文を読むような感覚です。
逆に予測しにくい文章、例えば間違った使い方(全然ある)や普段使い慣れていない難解な使い方(全然同意して・・・等)が多様されている文章は予測が出来ず読む速度が落ちてしまいます。読みにくい文章とはこういうやつです。
読み慣れているジャンルは早く読解出来る
先に紹介した読書速度測定があてにならないと言ったのは早く読めるかどうかは同じ人でも文章のジャンルによって差が出るからです。
読書速度測定を何度か試してみましたが時代設定はバラバラで、どうやらすべて物語調のようです。
私は本をよく読みますが小説等物語はほぼ皆無と言っていいくらい読まないのですごく読み辛かったんですよね。小説以外にも物語調な本がたまにありますがすごく苦手・・・漫画みたいに会話調なら読みやすいんですがね。
「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かしたことがある」
まず「親譲りの無鉄砲」をイメージするのに時間が掛かりました。
「腰を抜かす」は驚いたときの様子を表現することが多いのでここでは怪我をしたという意味で使われているようですが頭の中で「腰を抜かす」=「驚いた」に変換しているので頭が混乱し思わず読み返す羽目になりました。
そうこうしているうちに読む時間が遅くなっちゃうんですよね。
web関係に詳しい人はweb関係の本をサクッと読めますがそ本をたくさん読み慣れていてもwebに興味ない文系の人がそういった本を読んでも解読するのに時間が掛かります。
速読認定者はどんな本でも一瞬で読めてしまうんでしょうかね。
視的速度向上術
フォトリーディングを代表とする文章を早く視る技法です。総称して「視的速度向上術」と適当に名づけました。
本を早く読もうとすると普通の人は心の中で音読します。
たとえ心の中でも音読している(声には出していないが頭の中で音声をイメージしている)のでその音声より早い速度で本を読むことは出来ません。
そのため「心の中で音読する」を見直したのがフォトリーディングを始めとする視的速度向上術です。
フォトリーディング
先ほどのリンク先、10倍速読書「フォトリーディング」 実践法5つのステップまとめでは「文章をざっと見渡す」とか、「アファメーション」とか「フォトフォーカス(文字1語1語を追うのではなく、ページ全体を視野を広げるイメージらしい)」とかとりあえず意味不明でどちらかと言うと具体的な方法と言うよりは精神世界的な要素を強く感じます。
何が言いたいかって、胡散臭すぎるというか絶対ないだろってことです。ページ全体を画像のように見て文章が理解できるなんてあり得ないと思ってます。
私はフォトリーディングを始めとする視的速度向上術みたいなの信じていません。
唯一良さげなのが二行読み
二行同時に読んで行くやり方は慣れれば私みたいな普通の人でも出来ます。
やり方は一気に二行ずつ読むのではなくて次の行を意識しながら一行目をメインに読んでいきます。
12行の文章を2行ずつ6行読む感覚ではなくて、次の行を意識しながら12行読むと次の行が予測できるので早く読めます。
結局速読って読み慣れだよね
フォトリーディングを始めとする視的速度向上術みたいなの信じていない私は読書速度を早くする手っ取り早い方法はなるべく早く読むことを意識してたくさん本を読むことだと思っています。
たまに月100冊とか200冊本を読む人がいますが多分初めから本を早く読めたんじゃなくてたくさん読んでいくうちに早くなったんだと思います。
だいたい裏技とかテクニックみたいなもんあるわけないよね。