今更感は否めないけど書きたいことを書くね。
その前に・・・
バイラルメディアが分からない人のために
ついつい広めたくなるような記事を作り、twitterやfacebookの口コミで拡散されるように作られたメディアのこと。
サイトの特徴としては「○○を○○すると衝撃の結果に!?」みたいな思わずクリックしたくなるようなタイトルでタイムラインで目立とうとする。記事の上部と下部にデカイSNSシェアボタンがある。
代表的なサイトにBuzzFeedやCuRAZY、Whats(ワッツ) 等がある。利用しないからあまり知らない。
バイラルはノイズ
インターネットの何が便利かって言うと自分の見たい情報を見たい時に見れるってのもあるんだけど、それ以上に見たくない情報を見なくていいとこなんです。
インターネットが登場する前の情報源はテレビ、雑誌、新聞、ラジオの四媒体で、これらマスメディア媒体では自分の欲しい情報をピンポイントで取得できなかった。
テレビやラジオでは観たい番組の最中にCMが入り、雑誌や新聞は自分が求めている情報を同時に関係ない情報まで買わなくてはならなかった。
情報強者は4マス媒体が嫌い
インターネットを駆使し、効率よく正しい情報を得ている情報強者達はおそらく4マス媒体を利用することはほとんどありません。
むしろ、不確かで、煽ってばかりの記事を書くマスコミやそれを信じて踊らされている消費者達を毛嫌いしている人も多いでしょう。
テレビのニュース番組ではシリアスな世界情勢が取り上げられたと思ったら数分後に多摩川のアザラシに切り替わる。
国会議員のしょうもない発言に延々とコメンテーター達が議論する。ホントくだらない。
マスコミに似ているバイラルのやり方
バイラルメディアってテレビとか雑誌にものすごく似てるんだよね。
SNSのタイムラインをスクロールするのって、雑誌をパラパラめくる、もしくはテレビのチャンネルをザッピングすのに似ている。
その中でユーザーが「お!これ面白そう」って注目してもらうとするのは、テレビの見出しを煽りまくって視聴率獲ろうとするのに似ている。
コンビニの雑誌コーナーではさまざまな雑誌達が蓋を開けてもらおうと過激で目立つ見出しを付けて他書と差別化を図ろうとしている。
タイムラインから流れてくる様々な情報から注目されるために目立つタイトル付けて流入増やそうとしているバイラルメディアってマスコミのやり方とそっくりなんですよ。
バイラルが増えるとタイムラインがノイズだらけになる
インターネットの便利なところは必要な情報を必要な時に閲覧できることとと、必要のない情報を見なくていいところです。
だけどバイラルメディアが増えると必要のない情報が拡散されて大変にウザイ。
多くのSNSではフィルター機能がついているのである程度対処は出来るけど完全に塞ぐことは不可能だからね。
そしてマスコミと同じようにタイトルの割りに中身が大したことなくてしょうもないネタが多い上に同じネタが何回も何回も上がってくるとうんざりする。
本人は一度しか書いてないかもしれないけどユーザーは何回も同じもん観てるんです。
テレビだって同じ番組ばかりやられたらウンザリするでしょ?あれとおんなじです。
バイラルメディアが生き残るには
デカイ総合サイトみたいなことをやっててユーザーもファンもたくさんいる規模ならともかく、個人でそれと同じことやってるサイトはウザイがられて最終的に力つきて死んじゃうと思います。
デカイサイトのキュレーション力には勝てないし情報量も違いすぎる。
パクリ、パクラレの世界だとやっぱりサイトのドメインの強さが重要だし(多分)、差別化するしかないじゃん。
特化型を作ろう
もし私がバイラルメディアを利用するなら何かに特化したサイトがいいかなと思います。
例えば「感動する~」とか「かわいい動物」とかね。
gori.me(ゴリミー)はよく観ている唯一のバイラルっぽいサイトで主にガジェットを中心に配信しているサイトなんだけど基本的にiphone関係の情報しか観てない。
私がこのサイトを観る理由はノイズが比較的少ないからなんですよね。たまに台風とかやるけど許容範囲。芸能ネタとかやってたら多分観ないだろうと思う(たまにやってるかもw)。
バイラルでもなんでもそうなんだけどサイト作りってリピータが大事だと思うんですよ。また来てくれる人ね。
人間って好き嫌いがあるから、アレも書いてコレも書いてっていうサイトはファン付きにくいんじゃないかなあ。