なんだか胡散臭い自己啓発本のタイトルみたいになってしまいましたがあえて狙ってます。
以前書いた記事、オススメの自己啓発本で人は変われるのか?100冊以上読んだ人が考えてみた。が実は意外と読まれてて、サイドバーの「今週のおすすめ!」の常連になってます(今週のおすすめ!はアクセスの多い記事が表示されます)。
しかし「変われるか!?」の問いにちゃんと答えていないので今回はそれに答えると同時に「変われない理由」についても言及します。
タイトルでネタバレしちゃってるけどねw
行動することが大事!そんなのわかってる
本をいくら読んでも実際に行動しないと意味がない!読んだらすぐ行動!実践!
と強く訴える人は多いですがそんなことはわかってます。そもそも自己啓発本というのはノウハウ本ではなく激励、扇動のためにあります。
逆に自己啓発本を読んで行動できないということはその本は何の役にも立っていない、読む価値なしというになります。
だから行動!ってそんなのわかってる。
大事なのは如何に行動できるようにするかです。
多くの自己啓発本が役に立たないのは行動することが大事といいながら具体的に行動できるようにする方法が明記されていないところです。
なので私が明記します。
行動するのは面倒くさい
行動が出来ない最大の理由は「メンドクサイ」にあるといえます。
毎日ブログ書くのはメンドクサイ、資格勉強はメンドクサイ、練習するのがメンドクサイ・・・
高い目標を持って今年こそは!と意気込んでも三日坊主になるのが関の山。それもそのはず大多数の人がメンドクサイことを我慢して出来ないのです。
そして多くの自己啓発本にはこのメンドクサイを払拭する方法論が書かれています。
成功した自分を想像するのは有効?
多くの自己啓発本では目標を達成するためにイマジネーションを勧めています。
目標を達成した将来の自分を想像することによってモチベーションを維持するというやり方です。
でもこの方法は私を含め多くの人にとって何の役にも立ちません。
例えば5年間刑務所に入る変わりに5年後1億円報酬が貰えるとしたらあなたは刑務所に入りますか?
私なら絶対嫌です。
将来の姿を想像してモチベーションを維持するというやり方は現在の自分を捨てているということでもあります。
余程現在苦しい状況にでも置かれていない限り将来の明るい未来のために現在を蔑ろにすることは普通出来ません。
人は楽しいかラクなことしか出来ない
将来を夢見ながら現在を捨てるようなやり方が続かないなら現在を楽しみながら目標に向かって行くしかありません。
楽しいこと、ラクなことしか出来ないのなら、やらなければならないけどメンドクサイことはどうにかして楽しくするかラクにするべきと言うのが私の考えです。
例えば学校でも殆ど勉強してこなかった私は勉強が嫌いですがそんな私でもITパスポートの資格は取ることが出来ました。
ITパスポートは誰でも取れる簡単資格と言われていますがIPアドレスもわからない、二進数?集合?何それ?な当時の私にとってそこそこ纏まった勉強時間がないと理解出来ないレベルでした。
そして勉強嫌いなので椅子に座って勉強するのもメンドクサイ・・・
なので私は如何にラクして勉強するかを考えました。
結果、隙間時間の暇な時だけ勉強するというやり方で一度も椅子に座ってカリカリ勉強することなく試験に合格することが出来ました(詳細はいつか書くかもw)。
モチベーションを維持する方法に最も効果的なのは如何にしてメンドクサイをめんどくさくなくす、ラクにするかです。
やろうと思えば出来るは出来ないことだと気づくべき
行動ができない理由のもう一つに「出来ない」というのがあります。
シンプルですね。
だけど実は出来ないから行動出来ないことに気づくことはとても大事です。
君は明日会社を辞められるか?
行動出来ない人の口癖の一つに「やろうと思えば出来るけど今は・・・」という決め台詞があります。
やろうと思えば出来る・・・
これって出来ないと一緒です。というかむしろ出来ないと割り切るべきです。その方が幸せになれますw
綺麗な女性にナンパすることは男性なら(女性でも?)誰でも出来なくはないでしょう。道行く綺麗な女性に「姉ちゃん一杯どや?」と声をかけるだけです。
釣れるか釣れないかはともかくナンパをすることが目標なら声を掛けた時点で達成出来ます。
よく仕事を辞めたくても辞めれないとか言ってる人がいます。
しかしその気になれば明日辞表を提出してそのまま退社し会社から去ることは可能です。首根っこ掴まれて会社に戻されでもしない限り即日退社することは可能です(手続き面を除く)。
そう、やろうと思えば出来ることです。何故出来ないのか?
女性に声を掛けることは人によってはとてもたやすいことです。たやすくなくても頑張れば出来る人が多いでしょう。
しかしこれが「後ろからナイフで刺せ」ならどうでしょう。
おそらく神経がまともなら出来る人はいないと思います。でも不可能ではないでしょう。
酷く女性に話掛けるのが苦手な人にとってナンパすることは後ろからナイフで刺すのと同じくらい躊躇われることなのです。
同様に会社を辞めることで生活費がなくなり飢え死にするかもしれないと思っている人にとって会社を辞めることは自殺するのと同じくらい躊躇われることです。
自殺ってやろうと思えば出来ます。一本のロープと椅子だけあれば出来るでしょ?
多くの自己啓発本ではこれを気持ちの問題だ!と精神論で片付けようとします。
出来ないは思い込み、出来ないのは動機が足りないからだ、自信を持て!・・・
確かに言ってることは正しいと思いますが何の役にも立ってません。
やろうと思えば出来るは出来ないことだと割り切って別のことをやりましょう。克服するのもいいと思いますがそれに執着する必要はないです。
やる気のある状態は異常である
自己啓発本を読んで一時的にやる気になってもそれは続きません。やる気を持続させることは生物学的に無理があります。
「よし!今日からやってやるぞ!」
「金持ちになってやる!」
「今日から俺は!!」
のような精神状態を興奮状態と呼びます。アドレナリン分泌しまくりです。
人間の感情は病気にでもならない限り一つの感情が持続するということはありえません。
健康な人でずっと怒っている人、泣いている人、興奮している人なんていないでしょう?
当たり前ですが平常心あっての興奮状態です。何か成し遂げたければ平常心で目標に向かって進まなければなりません。
平常心で当たり前になる。要するに習慣化です。でもこれが難しい。習慣化する近道はやっぱり楽しむか如何にラクにするかです。
まとめ
自己啓発本を読んで「今日から俺は!」と思って変わろうとしても変わることは出来ません。
変わりたければ行動を変える必要がありますが行動を変える前に考え方を変える必要があります。
考え方を変えると言っても元の考え方は人それぞれ。
私は1億円貰えるとしても刑務所で5年入るのは嫌です。何の躊躇いもなく刑務所生活を選べれる人と私とでは考え方は全く違いますし変えるべき方向も違ってきます。
ようは人それぞれ違うってことです。自己啓発本を読むことによって変わった人もいますし変わらない人もいます。
大事なのは自分に合ったやり方、適した方法を模索することですね。
一つの意見を盲目的に信じても上手く行きません。かといってたくさん読めばいいと言うわけでもなく最後は自分で考えるしかないと思ってます。
自己啓発本はきかっけに過ぎません。そこから先は自分で考えましょ。
ちなみに私は今は殆ど読んでいませんw
興味ある人のエッセイは好きですけどね。