先日飲み会で結構驚いたんだけどキンドル知らない人って普通にいっぱいいるんだね。
私は通信設備(LANとか非常放送とか)の会社にいて昔は通信といえば音声とか警報、映像通信が中心だったんだけど今はデジタル化して情報通信がメインになりつつあります。
だから古くから通信設備やってる会社は情報通信、つまりIT関連の知識を取り入れていかないとどんどん遅れてしまう。だからまあうちの会社もそれなりにネットとかIT関連の知識は要するんだけど同僚がキンドル知らなくて驚きました。
みなさん電子書籍よんでますか?
学校の教科書が電子化する?
先日開かれた飲み会はただ飲み会があったわけではなくてメーカーが主催する説明会の後の懇親会のようなもの。
だからお酒飲む前はメーカーが売っていきたい製品の説明会だったんですがその中で(私の中で)印象的だったのがICTの話。
ICTってのはまあググったら一発で出てくるけど簡単に言えば情報通信技術の略で、何故か学校教育や官公庁のIT導入の話で用いられやすい。
だからよく耳にするICT教育って電子黒板とか無線LAN、タブレット端末みたいなIT機器を導入して教育の質を高めたり効率化を計ろうって時によく言われるよね。
2020年を目処に一人一台タブレット
実はもうすでにICT教育は進んでいて学校に無線LANが配備されたり生徒にタブレットを支給したり、電子黒板が教室にあったりもう私の学生の頃じゃ考えられないことが起きています。
【実践発表】1人1台環境の実践から:タブレット端末1人1台の環境における実践(川井勝弘 石川県内灘町立大根布小学校教諭)|学校とICT|Sky株式会社のICT活用教育を支援するWebサイト
全生徒がタブレットを持つとどうなるか?
まず教科書は電子化するでしょう。そもそもこれやらないと絶対意味がない。
後から知りましたが実はもうすでに電子化は始まっています。すごいよね。
さらに設問をビッグデータにして横に広げればわざわざ試験問題を作る必要もない。教員にとってもスゲー楽になると思います。
生徒も重い教科書をたくさん持つ必要もない。紙と違ってデータは音声も同時に保存できるので読めない漢字や英語の発音も先生に教えてもらわなくてもすぐに理解できる。
さらに細かくてわかりにくいところをネットですぐに検索するともはや教師が必要ないんじゃないかって思うほど便利な世界になります。
ICT導入の問題点
関係者が疎い。これが最大の問題であり課題といえるでしょう。実は上に書いた「全生徒がタブレットを持つとどうなるか」の話を冒頭に登場した同僚に話したら「それはないだろう」って顔されました(あ、ちなみにこれメーカーの説明会であった内容でない)。
私の方がちょい先輩なのでそこまでは言わなかったですが「想像できない」って言っていた。いや現に導入してるとこあるんだよって言ってやったけど(電子教科書を入れてるとこがあることは知らなかったが)。
実際、無線LAN設備にもそこそこ詳しくてICTの情報に近いはずの同僚も「想像できない」のだから中高年の普通の教師やお役人にそんな世界理解できるわけないよね。
だけどICTって聞こえがいいから「今はITの時代だよな」とかいって先走って、特にここ最近アベノミクスでお役所さんが結構金使うからよくわかってないまま導入するケースが多いんですよ。
だから例えば小学校の授業でデータを一斉にダウンロードしたらパケ詰まり起こして10時間くらい待ちになったりってことがあったりする。
何が原因かってまあこれからどういう風にしてどう使っていくか不透明な段階で安い予算で無線LAN構築しちゃうからなんだよね。
教室一台に設置されたアクセスポイントで数メガバイトのデータを30台くらいで一斉にダウンロードするなんて状況普通のオフィスや公衆無線じゃ起きないわけなんですよ。だから相当のハイエンドモデルじゃないと絶対無理。
だけど誰も知識がないから「使いもんになんねえ!」で終わるわけ。そうならないようにして欲しいなあと密かに願っています。
大人はもっと情報を持つべき
本当は情報についていけない人の話をしたかったんですがなんかICTがメインになっちゃいました。まあそれはそれでいいか。
今回登場した私の同僚にスゲー言いたかったことなんですが大人はどんどん新しいモノを受け入れていかないと置いてけぼり食らうよってこと。ホントはそんな話がしたかった。
私は基本的に電子書籍しか読まないって話したら「ええ!?」って感じだったんですよ。私のなかではかなり当たり前だったのでむしろ電子書籍読まない方に私が驚きましたが。
確かに電子書籍読まない人からしたら電子教科書なんて嘘みたいな話かもしれませんねえ。