ネット社会が基本になれば変わると思っていた。マスコミに踊らされる馬鹿が減ると思ってた。
なのに・・・
ネットが普及する前はテレビ、新聞がメディアの中心でした。
マスコミという内にいる人間が外(大衆)に向けて情報を発信し、私たち外にいる人間はそれら内からの情報よって感情を揺さぶられていました。
しかしインターネット社会では誰もが簡単に情報発信することが可能で、個人同士の情報、意見交換が盛んに行われるようになり、これまでの内(マスコミ)から外(大衆)へという形態が崩れるだろうと期待していました。
yahooADSLによってブロードバンドが急速に普及し、ゼロ年代半ば頃にはほとんどの家庭にネットが普及しました。
が、ほとんどの国民がネットを使うほどには至らず、相変わらず情報源の基本はテレビ、新聞のまま。ネット通販すら「怖い」という意見が多く、多くの個人が情報発信するというところまでは全然至りませんでした。
それがここ数年、スマートフォンの普及によってこれまでSNSを出会い系サイトと混同していた人がLINEやfacebookを使うようになり、飲食店を食べログで調べ本はAmazonで買う。ようやく真のネット社会が来たなあって感じていました。
ネットでもマスコミに踊らされる始末
以前記事にもしましたが新聞社や広告代理店等がインターネットに移ることによってなんとなくネットがテレビ化してきたなあと感じていました。
この記事を書こうと思ったきっかけは実はfacebookのコメントを見た時なんですよね。
なんというかニュース番組を見てテレビに向かって「それはおかしいだろ!」と怒鳴っているおっさんが見えたんですよ。画面の向こうに。
facebook ってホントいろんな人がいます。世界一普及しただけあってこれまでmixiとかtwitterとかやったことないって知り合いがゴロゴロやってるわけです。
昔からニュースサイトやブログサイトには記事にコメントできるようになっていましたがおそらくネットに疎い人はほとんどコメントすることはなかったでしょうし、mixiやtwitterもネットに疎い人は少なかったと思います。
それに比べネットにスゲー疎い人も大勢いるfacebookのコメントってのはおそらくもっとも大衆の意見に近くてその意見こそマジョリティであると考えています。
だからウンザリしたんだよ!何だよこいつら!
セクハラやじ問題でオヤジに怒り爆発
いやわかるよ。私は国会議員に何も期待してないし議会で寝るやつもいるし酒飲んで出席するやつもいたから問題発言があったところで「はいそうですか」くらいにしか思わない。
けどまあ普通怒るわな。なんでこんなやつが議員やってんねん!ってなるわな。
問題はその後だよ。
何故か被害者が叩かれている様子
まずはこれをご覧頂きたい。これは問題やじの記事に関するコメント。やじを飛ばして名乗り出ないで卑怯者!もっともな意見である。とにかく女性議員に味方する意見が多いのはまあ当然だよね。
そして昨日、23日、鈴木彰浩議員がやじを飛ばしたことを認め謝罪したらしい。
鈴木章浩都議の謝罪会見やりとり 「早く結婚して頂きたくて」【セクハラやじ】
すると何故か被害者であったはずの、守られるべきはずの女性議員、塩村議員を叩き始めるfacebookユーザーもとい世論たち。売名行為ってホンマなんなんコイツら。
はあ!?
はあ!?
何言ってんのコイツら!?
塩村議員の肩持つわけじゃないけど私が彼女の立場なら多分日本から出て行きます。こんな国民と一緒にいたくないって思うでしょう。
さんまさんの名前が出てきているのは彼女がさんまさんの「恋のから騒ぎ」に出演経験があるってのがネットに出回ったから。これに関する他の記事のコメント欄でから騒ぎのyoutube動画がいくつか貼られています。
そんなこと関係あんの?
議員には元格闘技選手もいるしお笑いタレントみたいなやつもいる。元ミスマガジンだろうがグラドルだろうが関係なくね?って感じです。
多分その「恋のから騒ぎ」をみて「うわーこの女最低!」って思ったやつが手のひら返したんだろうね。ホント踊らされているよ情報に。
言っとくけど偏ったコメント載せたわけじゃなくてホントだいたいこんな感じなんだよ。確かにタダイケンイチって人はちょっとおかしくて載せたくはなったんだけどw
ネットリテラシーのある人から見たらまじかよって感じですが所詮こんなもんです。馬鹿がネットを使うようになっても馬鹿がネットに流れてくるだけで頭良くはならないんです。
一億総薄知化をもたらすのはテレビでもマスコミでもないんです。人間ほっといたらそんなもんです。