ネットや携帯電話等の登場によって過去と現代では働き方が変わってきました。
私たち人間の寿命は約80年、そのうち仕事をするのは20~60歳までの約40年間、歴史的観点からみると40年間なんて微々たる物です。
しかし戦後、日本経済は短い期間で大きく変化し日々成長し続け、同時に「働き方」も大きく変化しています。
というわけで今日のテーマは「働く!」です。
ちなみにこのブログの子テーマ、yukiguni開発者(現在はリニューアルして変わってます)、@Daisuke_9taro さんの記事
時代と共に変わる働き方
現在働く=会社に勤める、が主流ですがここ近年この形態が変化しつつあると考えています。
これからの働き方を考える前にそもそも何故現在は「会社勤めが当たり前」になっているのか?から考えて見ましょう。
20世紀前半賑わった商店街時代
商店街が賑わっていた昭和中期頃までは働く選択肢は会社に就職するではなく個人で店を開くという道もありました。
しかし1960年頃から日本は車社会へと発展し、後に広い駐車場を完備したスーパーマーケットが登場することで商店街は危機に直面しました。
八百屋や魚屋を営むお父さんお母さんは将来個人商店ではやっていけない、子どもには大きな会社に就職させたほうが良い!と考え現在の働く=「会社に就職」という考え方が定着しました。
その後、地域の台所的存在だった町の商店街は昭和から平成に入り急激に衰退しています。
迎えた就職氷河期
かつて高度経済成長期ではいくら人がいても足りないくらい仕事があったのに対し、バブル崩壊後~現在まで就職難は続いています。
原因はさまざまありますが結果として就職したい人に対して就職口が少なすぎる、もしくは就職口に対して就職したい人が多すぎるだけです。
学校の先生は不景気という一言で片付けますが「不景気・景気が悪い」ということは景気が通常状態ではないことを指しています。
ではバブル崩壊後20年以上「通常ではない」景気が続いているのか?違いますよね。
現代は就職口に対して就職したい人が多すぎるだけなんです。答えは単純です。人口が減っているのに就職したい人が増えたからなんです。
下が大学の数。つまり就職したい学生が増加したってこと。
昭和初期~中期の子どもは中学校卒業後、農業や商店等の家業を継ぐ人が多くいましたが現在ではとても稀です。殆どが就職するために借金までして大学に行こうとします。
現代から今後の働き方
携帯電話もパソコンもなかった時代とインターネットやスマートフォンがある現在では仕事の仕方が大きく変わっています。
ネットがなかった時代、通販といえばテレビショッピングか雑誌の通販が主流でした。これらは広告料が高く個人が通販事業を始めるのはかなり費用が掛かります。
しかしネットが普及した現在、ホームページ一つで通販事業を立ち上げることが可能です。
事業に必要な物はすべて揃っている
携帯電話やインターネットが普及した現在、少ない投資で様々な事業が展開できるようになりました。
例えば卸し業者なんかは数千~数万品目の製品を管理し、対応しています。
パソコンがなかった時代で大量の製品を管理するにはたくさんの人員と専門の設備が必要でしたが現在はExcelや販売管理ソフト等を使えば一人で管理することも可能です。
今でこそ多くの家庭にプリンターがありますがパソコンがなかった時代では資料を印刷するのにも業者に頼む必要がありました。
現代の働き方
現代では大企業に就職するか、中小企業に就職するかが基本的な働き方です。
選択肢が就職しかないため労働人口のほとんどが就職したいにも関わらず企業の流れとしては人件費を減らすため正規雇用を減らし非正規雇用を増やす方向です。
絵で表すと下のような感じ。
大企業か中小企業か、メーカーか販売の会社で働くかを選ぶのが基本です。(かなり大雑把ですいません)
今後の働き方予想
今まで高額な設備が必要だった仕事も今では少ない投資で出来るようになりました。
記事冒頭で紹介した@Daisuke_9taro さんも高額な投資をする必要なく独立してお仕事をされています(多分)。
多くの人が個人でビジネスを始められるようになるとこうなるのではないかと予想したのが下の図。
個人事業者が顧客に販売するだけでなく、企業に仕事を依頼されたり、逆に依頼したりもします。
現在そうした動きが強く、個人事業者向けのサービスを展開する業者が増えてきました。
仕事が多様化した現代
よく言われるコンピュータやロボットが仕事を奪い、人間の仕事がなくなるという考え方は間違いです。
10人分の食糧を10人で作る時代から数年後、機械が登場し1人で出来るようになったとした場合、残りの9人は仕事がないのか?
当然他の仕事をしていますよね。機械のメンテナンス、食糧の研究、新しい機械の開発等、10人で10人分の食糧を作っていた時代では考えられない仕事が生まれました。
効率化により生活に余剰が生れると仕事は多様化する
一般家屋は壁と屋根、電気と水道、ガス、トイレや風呂があれば生活できます。
しかし現代の日本で家を建てる時、一つの家を建てるのに数十社の業者が関わります。
壁のクロスやタイル、照明器具や火災報知機、窓ガラスやサッシ、空調や床暖房、電話、LAN、インターホン、テレビ、駐車場、壁・・・
これらの設備を各業者が手分けして工事をしています。
衣・食・住が効率よく行き渡っている現代の日本では多くの人が娯楽や利便性など生活の余剰のために働いています。
事業に必要なものが揃っていて、余剰で働いていける現代でフリーで自分のやりたい仕事をするっていう働き方もアリなんじゃない?
ってのが言いたくてここまで来ました。
相変わらず纏め方へたくそですw
ちなみに働く=端楽という言葉を今回始めて知りました。ではまた。