学生は夏休み真っ盛り。小学生の夏休みの宿題といえば自由研究や工作等自由度の高い、ある意味無理難題とも呼べる創作系ばかり。
私は今こうして毎日のようにブログで文章書いているわけだけど小中学校で夏休みに必ず出題される『読書感想文』が最も苦手でした。
読書をして「思ったことや感じたことを書け」ってね。なんだよそれ。
そもそも私は二十歳くらいまでまともに本を読んだことなくて読書感想文なんて想像も出来ない世界でした。
ちなみに二十歳くらいの時に学校の教科書以外で初めてまともに読んだ本はロバート・キヨサキの『金持ち父さん、貧乏父さん』、初めて読破した小説は金城一紀のレヴォリューション。
読書感想文が書けない理由
書けない理由は大きくわけて二つあってその二つの理由が満たしている人は本当に某弾幕STGのLunaticのような無理ゲーに感じてしまいます。私がそうだったから。
ちなみに無理ゲーなLunaticモード。別に関係ないですw
文章を読まないと書けない
学生時代の私は本をほとんど読まなかったし当然新聞も読まなかったので文章と触れ合う機会は学校の教科書くらい。だけど学校の教科書ってまさに模範的で簡単に応用を利かせるようなもんじゃないし、国語の教科書だって数えるほどの作品しかないわけです。もともとあまり勉強しなかったし。
本を読まない人が文章を書くことは音楽を聴かない人が作曲するのと同じ。作文は繰り返しインプットしたものを編集してアウトプットする作業なんだよね。
知識がいないと思ったことは言えない
これ別に感想文に限ったことじゃないけど例えば映画作品やドラマを観て「どう思った」って聞かれてもすぐに答えれないってこと多いですよね。
例えば仕事の会議とかでも「何か意見はないですか?」、「思ったことあれば教えてください」とか言われても誰も答えないってことよくありますよね。必死で思ったことをひねり出そうとしても出てこないってこと。
あれなんでそうなるかっていうとその分野に対して特別興味も知識もないからなんですよね。
その分野に対してある程度興味があって自分なりの考えがしっかりしていれば「いやここは違うと思う」とか「そこには賛同できるけどここはそうじゃないとか」絶対何か出てくるはず。会議で出てこないってことは誰も興味ないってことか空気読んで言わないで置こうとしてるかどちらかです。
だけど例えば恋愛ドラマとか別に興味もないし人の恋愛観とかどうでもいい人が大ヒット中の恋愛ドラマ観て「どうだった?」って訊かれても「まあ別に面白かったよ」とか「つまらなかった」とかしか言えないわけですよ。
読書感想文の時もほとんど小説なんか読んだことなくて、さらに別に特別興味があるジャンルのお話でもない本を読んでも「ああそうなんだ」とか「面白かったなあ」くらいにしか思わないわけ。
だからそんな状態で感想文を書いても「面白かった」、「楽しかった」みたいな小学1年生の日レベルの感想文しか書けないんだよね。
とにかくインプットして文章力を上げる
書けない二つの理由から察すると文章を書けるようになりたかったらまず文章を読む。その次に知識を増やすしかないでしょう。
これはまあ平行して出来るし今の時代ネットで自分の興味のある分野の文章をいくらでも読むことが出来るから文章力を上げるのは簡単そんなに難しくない。
なんせ高校卒業するまで「楽しかった」しか私がこうしてブログ書けてるわけですからねえ。
facebookとかtwitterのタイムラインに流れてきた記事をひたすら読んでそれに対するコメントとか付けていたらある程度自然と文章が書けるようになります。
ちなみに本に関するエントリーを以前書いているで貼っておきます。
オススメの自己啓発本で人は変われるのか?100冊以上読んだ人が考えてみた。
ちなみに世間的に本をたくさん読んだほうがいいみたいな風潮が根強くありますが私はそうは思わない。確かに良書と呼ばれる本はすごく勉強になるし為になるけど出版されている本は金稼ぎと本人の承認欲求のためだけに書かれたしょうもない本も多いです。
だから闇雲にたくさん本を読んでも別に良い事ない。と思います。