若者研究所のリーダー・原田曜平が著書『ヤンキー経済 消費社会の主役・新保守層の正体』で提唱したマイルドヤンキー。
ここ最近良く目にするので気になって調べてみました。
そしたらこれが面白いのなんのってw
平たく言えば従来のヤンキーの角を取った(マイルドにした)感じ。その特徴は以下の物があげられます。
マイルドヤンキーの特徴
1.生まれ育った地元指向が非常に強い(パラサイト率も高い)
2.郊外や地方都市に在住(車社会)
3.内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)
4.低学歴で低収入
5.ITへの関心やスキルが低い
6.遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい
7.近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国
8.小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る
9.できちゃった結婚比率も高く、子供にキラキラネームをつける傾向
10.喫煙率や飲酒率が高い
私は高知県という全国でもトップレベルの田舎に住んでいるせいなのかこういう人たちが回りに多くて彼らをこれまではDQNさんと呼んでいましたがこれからはマイルドさんと呼ぶことにします。
なんでも揃うイオンSCは夢の国
高知県のような田舎ではイオンに人が集中します。お盆休みと言えばイオン、年末年始と言えばイオン、ゴールデンウィークと言えばイオン・・・
マイルドヤンキーは年がら年中イオンに行っています。まさに夢の国、ディズニーランドのような存在。不況でどの業界も前年比を割っていてもイオンの客は減らない。
所得が減ってもタバコとプリクラの数は減らない。
彼らは低学歴で低収入ですがお金は使いまくります。冒頭で紹介した著書『ヤンキー経済』でも彼らをお金を使ってくれるありがたい存在としてその存在意義を賞賛しています。←読んでないけどw
ITの関心が低くマスコミの関心が高い
マイルドヤンキーはネットで話題のアイドルより浜崎あゆみやEXILEが大好物。そしてyoutubeやニコニコ動画よりテレビが好き。
そんな彼らの情報はずばりテレビ、雑誌ということになります。
そのため今だにこれはあかんだろってキラキラネームを未だつけています。テレビ、雑誌と周りのお友達がそうなので何の違和感もないようです。
そんな彼らはこれまでネットの世界に入って来ませんでしたが近年スマホ、facebookの普及によって彼らがネットの中に流れてくるようになりました。
するとどうなるか!?
ここからが本題です。
マイルドヤンキーはアフィリエイターの恰好の獲物
インターネット上には「稼げます系」な詐欺商売を行っている人が無数にいます。
ITリテラシーが低く低学歴で低収入、だけどお金は欲しいマイルドさんたちは「ネットで稼げる」という情報に心躍らせます。
これまでパソコンさえ持っていなかった彼らはネットビジネスで億万長者になった人をスマホで見て、低学歴で低収入な自分でも金持ちになれると思い込み勝手に意気込みます。
学歴が低いのでその情報が正しいのか判別が出来ない上にITリテラシーが低いため、その情報が正しいのか自分で調べようともしない。
そんな彼らはアフィリエイターにとって最高のお客様なのです。
恐ろしい案件に飛びつくヤンキー
メーカーや商社等でサラリーマンをやってる人はその案件が魅力的なのかどうかはある程度判断できます。しかし低学歴で単純作業やバイト経験しかない人にとってそのビジネス計画に実現性があるかどうか判断できないんです。
そのため客観的に見てそれ絶対おかしいだろ!って思わず突っ込みたくなる案件にホイホイ釣られていきます。
増えるマイルドヤンキーとアホリエイター
巷で流行ってるアフィリエイト詐欺は別名インフォ(情報)アフィリエイト、これは「稼げますよ」っていう情報を宣伝ことによってアフィリエイト収入を得るシステムになっています。
これを放っておくとどうなるか?
そこら中に稼ぎ方を売っている詐欺師みたいな人がネット上に溢れ返っちゃいます。
どこかで見た1億総ヤンキー化なんてことになったらホントどうなるんでしょうねw
っと思って書いてみた。