ここ最近なんとなく、ブログの直帰率を気にする人が多いように感じます。
このブログの直帰率は約85%。これ多分運営当初からそれほど変わってないと思います。で、先月のPVは17万くらい。
ちなみにセッション数は13万くらいで一人当たりの閲覧数の平均は1.29ページでした。
この数字、悪いと思います?
直帰率を改善する必要性
私はこのブログでは直帰率を全く気にしていません。
何故なら基本的に他のページに誘導するような書き方をしていないし、逆に1ページで解決出来るように書いていることが多いからです。
例えば今日のネタも「直帰率を改善したいと思っている人」が辿り着いたとして、このページで解決して離脱して貰って構わないと思ってます。満足できるかどうかはともかく他に誘導するページもありませんからね。
ユーザー視点で考えるグーグルの評価
直帰率を気にしている人はおそらく直帰率を下げることによってユーザーの満足度が上がり、SEOに繋がると思っているかと思います。いやわからんけんど。
もしそう思っているとしたらきっと勘違いです。
何故ならユーザーにとってそのページだけ読んで帰るか他のページに行くかなんて、満足度に関係ないからです。
例えばあなたが「子どもの遠足のお菓子の相場」を調べたいとしましょう。
「遠足 お菓子 相場」とかで検索で訪れたサイトに訪問して、そのページで納得の出来る回答が得られた場合、すぐにそのサイトから離脱しますよね。
まあ気になる情報が目に付けばついでに読むかもしれないけど、基本的に自分が調べたいことが解決したら普通離脱します。
「あなたが辿り着いたサイトは満足出来る内容だったかどうか」はたくさんのページをみたかどうかより、そのページの中身の方が重要です。
逆に数ページに分かれてて、「次のページへ」「次のページへ」ってなっていたら邪魔くさくないですか?
一つに纏めている内容を二つに分けるときっと直帰率は改善されます。
もし直帰率の軽減がSEOに繋がるなら東洋経済みたいなニュースサイトに多いページの小分けをした方が検索に強いってことになります。
果たしてどうなんでしょうかね。
単純にPVを上げたい
一人あたりの閲覧数が増えればPVは上がります。だから直帰率を下げたいって人もいるかもしれません。
だけど、一人あたりの閲覧数を上げたければ情報を小出しにすればいいだけです。
→続きはこちらへ
ってね。
もしくは「もっと○○を知りたい人はこちら」とかね。
うん。PV上げたいならそうしたらいいと思いますよ。
直帰率にPVは関係ない?
下の画像はこのブログでPVの多いページの直帰率です。PV数は上にあるモノほど多いです。
平均を大きく下回っている記事は3つほどで、後はほぼ平均並みか平均以下です。
もう一つ、私が運営している別サイトはこんな感じ。明らかに相関性はないですね。
ブログ自体の評価が・・・
と言われるとわかりませんが、少なくとも記事自体の評価は絶対関係ないです。だってブログから離脱するのも別のページに行くのもそのページから見ればどちらも離れて行ったことに変わりはありませんからね。
誘導させたい場合のための指標
コンバーション(申し込み、購入等)をさせたいページに誘導させるためのサイト作りをしている場合は直帰率を気にする必要があります。
ランディングページ(ユーザーが最初に見るページ)の直帰率が高い場合は上手く販売ページへ誘導出来ていないということですから。
例えばこちらのページは直帰率72%と比較的低めですが、残り28%の多くが冒頭のリンク先(他のページ)に行ってます。ちなみにその先にあるページの約9割がここからの流入です。
誘導させたいページがあるにも関わらず直帰率が高いということは誘導出来ていないということです。
まとめ
1.直帰率とPVは関係ない
2.直帰率とユーザー満足度は関係ない
3.それでも改善したければ情報を小出しにすればいい
4.誘導させたいページ、サイトの場合は気にしよう
5.ブログ自体の評価がと言われるとそんなことは分かりません
という感じです。普通にブログ運営するだけなら気にする必要はないよ。
追伸。
グーグルアナリティクスの滞在時間を気にする人いますよね。
あれもあんまり意味ないんじゃないかなあと思います。
グーグルアナリティクスの滞在時間って2ページ目に移って始めてカウントされるんですよ。
「1ページ目」→離脱
はカウントされず
「1ページ目」→「2ページ目」
になって始めて1ページ目の滞在時間が算出されます。
つまり直帰率が下がれば滞在時間が下がりますし逆に直帰率が低ければ滞在時間が伸びます。
でもカウントされていないだけで離脱した場合も2ページ目に移った場合も同じ滞在時間なら実質は同じ。グーグルアナリティクス上だけの違いです。
確か。