機械化、コンピュータ化が進み人間の仕事がなくなる!これはまずいことだ!
私達は仕事を失わないためにこれからは人間にしか出来ない想像力、リーダーシップ、創造性を身につけることが大事だ!
っていう考え方おかしいと思いませんか?これまじで言ってんのかな?誰が言い出したのだろう。
効率化が進んで困るのはおかしい
例えば農業ではトラクターやコンバイン、田植え機等の登場でこれまで100人で行っていた作業を数人で出来るようになりました。
つまり残りの90人余りの人は職を失ったわけです。
冒頭の「機械化、コンピュータ化が進み人間の仕事がなくなる!」というのは多分こういうことでしょう。
では現在農業機械によって仕事を奪われた人は職に困り生活出来なくなっているのでしょうか?
そんなことないですよね。
農業を始め漁業や林業等の一次産業から製造業や建設業などの二次産業までもここ数十年の間で生産効率は劇的に上がっています。
しかしそれが原因で仕事にあぶれた人が続出したって歴史は聞いたことありません。
効率化が進むと新たな仕事が産まれる
一次産業、二次産業が効率化され少ない人数で同じ量を生産することができるようになれば残った人は新たな仕事を生み出します。
例えば外食産業、娯楽施設、ファッション、ブランド等々・・・。一次産業、二次産業を効率化することにより余剰が生まれたため誕生しました。
通信の世界でもかつては電話交換手という職業があり、手動で音声通信を繋いでいました。
やがて技術が発達し、電話交換機が登場し電話交換手という仕事が基本的になくなりましたが、変わりに交換局や基地局、無線通信等さまざまな技術が生まれ、同時にそれらに携わる仕事も生まれたわけです。
レジが無人化されると既存のレジ係は困るか?
スーパーやコンビニのレジは今後無人化が進むのではないかと予想できます。
レジスターの技術は年々進み、現在つり銭をボタン一つで排出することが出来ます。実際無人化されたレジも少しずつ増え始め今後殆どのスーパー等のレジは無人化するのではないかと考えます。
そうなると現在パートやアルバイトで働く兼業主婦や学生さんは仕事を失います。ロボットが仕事を奪うの典型的な例だと言えます。
しかしスーパーのレジ係の仕事がなくなって死活問題になる人はおそらくいないでしょう。
介護や看護を始め世の中には慢性的な人手不足が懸念されている業界が多数存在します。特に福祉の仕事は自動化することが難しく多くの人員が必要です。
ロボットが働くことによって人が得られるもの
レジが自動化し人が要らなくなったということはつまり大幅な人件費の削減が期待出来ます。大幅な経費の削減に成功すれば大きな利益を生む、もしくは商品を安く提供することが可能になります。
極論ですがこれまで働かなければ食べていけなかった分自動化によって価格が下がり働かなくても食べていけるようになるというわけです。
別に無理して働く必要がなくなれば働かなければいいだけ。
無人化、自動化でロボットが食糧を生み出してくれれば食べていくだけの目的ならば人間は働く必要はないわけです。
ロボットに出来ることはロボットやらすべき
農業や製造業が機械で飛躍的に生産効率が上がった分、現在のような多様な職業が存在します。先に例を上げた通信の世界でも無線技術が発達し、それに携わる仕事が誕生しました。
携帯電話の登場によって現在のスマートフォン、アプリ、LTE等の仕事があるわけです。
技術革新は自動化、効率化によって生まれます。ロボットが変わりに仕事をすることで次の仕事が生まれる、たとえ生まれなくても生産性が落ちない限り飯が食えないなんて自体にはなりません。
コンピュータやロボットに仕事を奪われることを危惧する話を耳にし、そんなわけないだろと思ったわけですが私と同じ考えの意見も多くあるようですね。
やはり私は間違っていないw